国際的志向性が低い学生への英語・異文化理解教育【理論の改善】
Project/Area Number |
22K00802
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Yokohama College of Commerce |
Principal Investigator |
東本 裕子 横浜商科大学, 商学部, 教授 (00761793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天木 勇樹 大正大学, 文学部, 准教授 (40712302)
白須 洋子 サイバー大学, IT総合学部, 准教授 (60843620)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | COIL / 国際的志向性 / 異文化理解教育 / 自己効力感 / 異文化理解 / 英語教育 / 異文化感受性発達モデル |
Outline of Research at the Start |
本研究は、国際的志向性が低い学生の異文化感受性を育て、英語力と共に自己効力感を向上させる英語・異文化理解教育に貢献することを目指す。具体的には次の項目について研究を行う。 1つ目として、国際的志向性が低い学生の異文化や英語に対する心持ちや背景に関する調査を行う。 2つ目は、異文化感受性発達モデルによる各段階の学生への効果的な異文化理解指導法を考案する。 3つ目は、異文化協働学習等コロナ禍でも可能なオンラインを含む交流学習を通し、異文化への興味喚起と英語学習への意欲変化を検証する。 4つ目は、既存の発達尺度と英語・異文化理解指導法の見直し、教育理論の改善、高度化を図る。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、勤務校の学生と海外の大学生との昨年度までの複数回のCOILオンライン同期型交流とその間のメールやパドレットを用いた非同期型交流を通して学生たちの語学学習への意欲や各交流相手国の文化や言語への興味がどのように喚起されたかに関して、2023年8月にギリシャ・アテネで開催されたInternational Conference on Distance Learning and Online Education Technologiesにて発表を行った。 また、福島にある英語学習&異文化体験施設のBritish Hillsへ7月に学生23名を引率し、国内留学スタイルの合宿を実施した。英語のネイティブ教員による英語での国際理解学習や異文化体験を通し、学生の国際的志向性や英語の自発的学習への意識がどのように変化するかを事前・事後のアンケートの文化感受性発達尺度にのっとり調査を行った。 前年度に学生を引率したTokyo Global Gatewayにて学生の異文化体験の担当であった英語のネイティブではない外国人教員との体験と、今回のBritish Hillsにおける英語のネイティブの外国人教員に対する学生の緊張感や心持ちの変化について比較調査を行い、論文にまとめ、 2023年12月にInternational Journal of Advaned Research in Education and Societyに掲載された。 British Hillsでの研修における学生の英語学習や異文化体験に関し更に調査を深め、2024年3月にハワイ大学にて開催された1st International Conference for Student Successにおいて研究発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
科研費を申請した際に当初予定していたインドネシアの日本人学校の異文化理解に関する授業の視察は実施困難であったが、国内のTokyo Global GatewayやBritish Hillsにおける異文化体験や国際理解学習の実施、事前・事後の調査と結果の研究発表、論文執筆は予定通り実施した。並行し、学生の国際的志向性と英語学習への自発的な意欲を向上させるために、昨年度に引き続き海外の大学とのCOIL協働学習も継続して実施し、来年度も引き続き継続の予定である。また、多方面から学生の海外への興味喚起と国際協力へ意識を向けるため、UNICEFハウスを訪問し、世界の子供達の現状について学ぶと共に、外貨コイン募金活動へゼミとして参加し、学内外で活動を行いながら様々な地域についての学びを継続している。 横浜商科大学とピッツバーグ大学間の夏期休暇中の国際理解短期研修と、春期休暇中のホルムズグレンインスティテュート間の短期研修は、残念ながら本年度は履修希望学生の人数が定員に満たなかったために成立せず、昨年度のような参加学生に対する異文化感受性に関する調査を行うことは不可能であった。
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Strategy for Future Research Activity |
学内外での異文化理解学習や国際交流・海外研修での学びを通して学生の異文化感受性や国際的志向性に変化が見られるか、またどのような教育や指導法がより効果的であるかの調査研究を行い、その結果をまとめ、2024年8月のリメディアル教育学会と10月の韓国国際学会にて発表を行うと共に論文として投稿予定である。 また、学生はTokyo Global Gatewayにて英語による異文化理解講座に参加する予定であり、当日の行動観察を行うと共に事前事後に異文化感受性と国際的志向性に関する調査を実施する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)