英語パラグラフ検索システムのための構成要素同定機能
Project/Area Number |
22K00815
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
國近 秀信 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (70284594)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | パラグラフライティング / 論理展開 / 構成要素の役割同定 / 構造分析 / 検索システム / 英語学習 / 教育工学 / 例文検索 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,WWWより入手したパラグラフの構造分析に焦点をあて,パラグラフライティングの指導書に書かれている頻出語句や書き方のコツ,パラグラフ例等を調査し,パラグラフの種類に応じた構成要素の役割同定を行う機能の実現を目的とする. より具体的には,まず,これまでに実現したプロトタイプの分析を行い,改良すべき点を明らかにする.次に,前後の語・句・文との関係の利用,文の位置の利用による役割同定法を確立する,さらに,パラグラフの種類同定,パラグラフの種類に依存しない役割の同定,パラグラフの種類に依存する役割の同定を実現し,評価を行う予定である.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,WWWより入手した英語パラグラフの構造を分析し,構造を元にパラグラフを検索することができるシステムの実現のため,パラグラフの構成要素の役割同定を行う機能の実現を目的とする.本年度は,主に以下の作業に取り組んだ. (a) プロトタイプの分析:これまでに,パラグラフ中の英文の構文解析結果をもとに,31種類の役割を同定できるようプロトタイプを作成した.パラグラフライティングの解説書に掲載されている110個のパラグラフを用いて評価実験を行った結果,適合率は42.9%,再現率は26.2%であった.本結果を分析したところ,異なる種類のパラグラフの構成要素として同定している場合が多いことがわかった. (b) 前後の語・句・文との関係の利用:パラグラフにおいて役割を同定する際に,その役割を含む一文のみを見ると,意図していない役割が含まれる場合や判別が難しい場合がある.本年度は,数え上げのための語句(first,second,nextなど)を同定する機能を実現した.これらは,キーワードとの単純なマッチングだけではなく,品詞や出現順序を考慮して同定する. (c) 文の位置の利用:構成要素には,パラグラフにおいて文の位置が限定されているものがある.例えば,Topic sentence については,パラグラフの冒頭で述べられることから,2文目までに Topic sentence の特徴を表すものがあれば Topic sentence と同定する. (d) パラグラフの種類同定:叙述および定義パラグラフを対象とし,パラグラフの種類同定機能を実現した.叙述パラグラフについては,語句の参照関係を確認し,Topic sentenceにて明示されるトピックの出現頻度を元に判定する.また定義パラグラフについては,Topic sentence内の語句の意味カテゴリを参照して判定する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した本年度の予定は,プロトタイプの分析,前後の語・句・文との関係の利用,および,文の位置の利用である.本年度は,これらに加え,叙述および定義パラグラフを対象としたパラグラフの種類同定を行った.以上の理由により,「おおむね順調に進展している」と判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
・本年度と同様に,研究協力者として大学生/大学院生を配置予定である.もし,大きな遅れが生じるようであれば,研究協力者の人数を増やすことで対処する.また,一時的にマンパワーが必要になった場合は,謝金を利用し人手を確保する. ・実現した機能については,適宜,評価および改良をおこなう.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)