Declining Business Dynamism and Economic Growth: A Qualitative/Quantitative Analysis
Project/Area Number |
22K01405
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07010:Economic theory-related
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
古川 雄一 中央大学, 経済学部, 教授 (50510848)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ビジネス・ダイナミズム / イノベーション / 経済成長 / 参入 / 退出 / 金融政策 / 名目利子 / インフレ率 / インフレーション / 参入・退出 / 知的財産権 |
Outline of Research at the Start |
ビジネス・ダイナミズムはなぜ停滞しているのか?停滞するビジネス・ダイナミズムが経済成長に与える影響は? これら問いに答えるべく, 本計画は, 参入・退出率, 企業の年齢・規模分布など, ビジネス・ダイナミズムを特徴づける要因が内生的であるようなR&Dに基づく経済成長モデルを構築し, ビジネス・ダイナミズム停滞の原因とその経済成長への影響を定性・定量両面から分析する. 具体的には, 知的財産保護と金融政策に注目し, 国際的な進展がみられるこの分野の研究を, さらに発展させることを目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトでは、世界的なビジネス・ダイナミズムの停滞を原因が、金融政策(あるいは低い名目利子率、低いインフレ率)である可能性について、経済学の知見に基づき、マクロ動学理論と時系列クロスカントリーデータを利用した実証分析によって明らかにしている。 まだ分析の途中ではあるが、クロスカントリーデータが示すインフレ率と参入・退出率の正の相関を前提に、低インフレが引き起こす低参入率・低退出率について、新しい理論モデルを構築して、分析を進めている。その際、前年度に作成した理論モデルを引き継ぎつつ、研究発表セミナー等でうけたさまざまな研究者からの批判に対応するため、モデルと分析手法の改善につとめた。例えば、研究開発市場への自由参入の取り扱いの理論的な精緻化を行った。それに伴い、市場にとどまるために行う生存投資に関する企業行動の修正・分析の精緻化も行った。加えて、独占価格のマークアップに関する理論値とデータの乖離という問題を修正すべく、新たなカリブレーション戦略を模索してきた。以上のような理論モデルと分析の改善を行った結果、研究の質は飛躍的に上昇したと考えられるが、まだ厳密には証明しきれていない点も残っているため、次年度に残された課題も存在している。 また新たな方向性として、技術革新と景気が変動するイノベーション・サイクルモデルに関する研究も行っている. 具体的には、市場の質理論による産業革命サイクルの理論分析のような、超長期的な視点からイノベーション・ビジネスダイナミズムの循環をとらえるための基礎理論の構築も行った。この新たな方向性についても、次年度以降, 理論・実証両面から分析を続けていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
所期の目的であるビジネスダイナミズムをとらえることのできる経済成長モデルの構築およびそれを使った定性・定量分析が順調にすすんでいるため、本プロジェクトはおおむね順調に進展しているといえる。本プロジェクトから発展した新たな方向性による研究もいくつか現出してきており、予想を超えた進展も見られるが、まだ理論モデル分析の質向上・精緻化が必要な部分も残っている部分も留意し、(2) であると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで作成してきた金融政策がビジネスダイナミズムに影響を与えうる経済成長モデルの質向上・精緻化を引き続き行う必要がある。そうすることによって、より定評ある査読付き国際学術雑誌における論文掲載を目指していく。また新たな方向性として、より広い視点から現象をとらえ、イノベーション・ビジネスダイナミズム・景気が互いの相互作用を通じながら複雑に進化・変動していくという新たな見方を提唱し、そのようなアングルを取り入れたマクロ動学モデルの構築とエビデンスの発見にもつとめていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)