ブロックチェーンメカニズムを適用したサプライチェーンレジリエンス向上策の国際研究
Project/Area Number |
22K01670
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Otemon Gakuin University |
Principal Investigator |
崔 宇 追手門学院大学, 経営学部, 教授 (60445004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 雅晴 大阪学院大学, 経営学部, 教授 (00168949)
井戸田 博樹 近畿大学, 経済学部, 教授 (10352957)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | サプライチェーンレジリエンス / 自律分散型システムアーキテクチャ / DX / サプライチェーン・レジリエンス / ブロックチェーン / システム・アーキテクチャ / デジタル・ビジネス・エコシステム |
Outline of Research at the Start |
新型コロナウィルス感染症によるパンデミックの蔓延や国際情勢の激変といった突発的な事件が頻発している中、本研究ではデジタル・トランスフォーメーション推進に積極的なアジア・オセアニア地域の先進企業を焦点に事例研究を行い、突発的事件から迅速にサプライチェーンを回復するための、ブロックチェーン・メカニズムとサプライチェーンシステムの融合によるサプライチェーン・レジリエンス・ケイパビリティ強化の実現策を提言する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、生成AIやDAO(Decentralized Autonomous Organization)など新しいデジタル技術と展開概念が次々と登場し、既存のサプライチェーンシステムの革新に拍車がかかっている。一方、地震やパンデミックといった自然災害と組織の不正や地政学的な混乱といった人為災害によるサプライチェーンの寸断がますます深刻となり、喫緊の課題である。本研究では、アジア・オセアニア地域を中心に、サプライチェーン企業のDX(Digital Transformation)推進の度合いを調査・分析した上で、サプライチェーン全体において、DAOのような自律分散型システムアーキテクチャの適用性を検証し、とりわけ、突発的事件が頻発する中、サプライチェーンレジリエンスの向上に如何なる影響と役割を果たすかを明らかにすることが目的である。 今年度はこの研究プロジェクトの2年目となり、サプライチェーンレジリエンスのケイパビリティをロバスト性(Robustness)、冗長性(Redundancy)および柔軟性(Flexibility)という三つのクライテリアから考察し、サプライチェーンに対して、COVID-19パンデミックの発生前・中・後の3段階に分けて、それぞれのシステムパラメーターを測り、その結果をシステマティックに分析した。それによって、サプライチェーンレジリエンスのケイパビリティの形成と強化を促進する要因を明らかにした。 また、サプライチェーンにおける自律分散型システムアーキテクチャの適用に向けて、ブロックチェーンメカニズムの特徴と作用から、既存のサプライチェーンシステムへの導入を備えた最適なアプローチについて、概念的フレームワークを構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ予定通りに研究を行っており、各国での実地調査や海外協力者との共同研究も順調に進めている。特に、今年度では、海外協力者を日本に迎え、中期的な研究訪問をしていただいた間、本プロジェクトの研究分担者と海外協力者と一緒に、複数のサプライチェーン企業を調査(インタビュー)し、多くの建設的な議論と研究メソドロジーの検討を行った。そのため、現段階での研究に対するレビューが包括的に成され、今後の研究推進の着眼点についても、より明確になった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はブロックチェーンメカニズムを適用した概念的フレームワークをベースとして、上述のサプライチェーン企業への調査・分析結果を大いに参考し、実行可能な自律分散型サプライチェーンシステムの構築を試みる。また、サプライチェーンレジリエンスの視点から、ブロックチェーンメカニズムの導入によって、システムアーキテクチャのロバスト性、冗長性と柔軟性にどのような影響がもたらされるかについて、考察を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
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[Book] 1からのデジタル経営2022
Author(s)
伊藤宗彦・松尾博文・富田純一(編著)
Total Pages
260
Publisher
碩学舎・中央経済社
ISBN
9784502410918
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