Theorizing the second-person approach to the pathways through which organizations emerge
Project/Area Number |
22K01698
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 智明 京都大学, 経営管理研究部, 特定講師 (30812143)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | アントレプレナーシップ / 二人称的アプローチ / 語りの共同生成 / 省察 / 語り直し / 苦悩 / 失敗 / パートナーシップ / スタートアップ / 語りの反復 |
Outline of Research at the Start |
本研究の核心をなす学術的「問い」は、起業家がスタートアップ企業の上場を目指す過程で、どのように自らのパートナーを組織内外で見つけるか。また、起業家とパートナーの共同/協働は、どのように実現するか、である。この問いに答えるために、本研究では、二人称的アプローチに基づき、起業家との対話を実施し、その対話の逐語記録での「語りの反復」に着目して、組織が生まれる道筋についての事例記述を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、起業家がスタートアップ企業の上場を目指す中での他者との関係の喪失、生成、発達の動態的なプロセスをモデル化し、組織が生まれる道筋を理論化することである。この目的を達成するために、以下の3点を行った。第1に、一人の連続起業家との対話を繰り返すこととその対話の逐語記録を作成することである。第2に、蓄積された対話の逐語記録から組織が生まれる道筋のプロセスのモデルを生成することである。第3に、プロセスのモデルが生成された文脈として、起業家と研究者との関わり合いのプロセスを記述することである。 本年度は、当初の計画通り、以下の3点に取り組んだ。 (1)連続起業家の乃村一政氏との対話の実施とその逐語記録の蓄積を行う「ことばの交換」は、2011年4月21日から2023年3月までに計51回を実施した。今後も本調査を継続予定である。また、今後は、他の起業家や投資家との対話も実施予定である。 (2)2023年3月11日に開催された企業家研究フォーラム設立20周年記念シンポジウムで「企業家研究と語りの共同生成:『カード』を媒介にした経営実践への関与の可能性」と題する招待講演を行った。 (3)「同床異夢の成立プロセス:ベンチャー企業による制度的複雑性への対処」(共著)と題する査読付き論文が学術雑誌『Venture Review』第40号に掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、(1)「同床異夢の成立プロセス:ベンチャー企業による制度的複雑性への対処」(共著)を『Venture Review』で公刊でき 、(2)「企業家研究と語りの共同生成:『カード』を媒介にした経営実践への関与の可能性」の招待講演で、「語りの共同生成」の企業家研究の方法論としての可能性を検討できた。したがって、本研究課題の進捗状況は「おおむね順調に進展している」と評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、組織が生まれる道筋の二人称的アプローチによる理論化という研究テーマをさらに深めるために、学術書の執筆に取組む予定である。加えて、「移動のもの語りとしての早川徳次の企業家レジリエンス」の主題についても論文化に向けた取組みを行なう予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)