地域新産業の振興に向けたマネジメントの有効性を高めるガバナンスに関する研究
Project/Area Number |
22K01736
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
川端 勇樹 中京大学, 経営学部, 教授 (00614702)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 異分野間連携 / 地域新産業 / ガバナンス / 支援組織(運営体) / マネジメント |
Outline of Research at the Start |
競争力のある地域新産業の振興は、我が国の重要な課題であり、このためにも異分野間連携を促進するための支援組織によるマネジメントとともに、その有効性を高めるためのガバナンスをいかに構築すべきかについて検討する必要がある。 本研究では上記ガバナンスについて、先行研究を基に概念モデルを構築し、事例研究を通して同モデルの妥当性の検証を通して理論構築と実践的示唆を導き出す。事例研究では、日本と同様に従来産業の衰退・新興国の追い上げ・人口高齢化に直面しているが、異分野間連携を促進させ地域新産業の振興に成果をあげた欧州の複数地域の産業を比較分析し、我が国にも適用可能な理論的基盤を構築することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域新産業の振興に関わる地域(公共セクター等)・産業(企業や当該産業に関連する研究機関等)・支援組織(異分野間連携の促進支援と関連サービスを提供する事業体)の異なるレベル間で有機的なつながりを保ちながら、地域新産業の振興に向けた異分野間連携の促進へのマネジメントの有効性を高めるためのガバナンスをいかに構築するかを研究テーマとして、ガバナンスそのものもダイナミックに共進していくことを前提として以下の「問い」を探求している。問1 異分野間連携の促進による競争力のある地域新産業を振興に向けて、どのような地域レベルのガバナンスを構築しいかに進化させるか? 問2 自己組織的な異分野間連携を促進するマネジメントの有効性を高めるためには、どのような産業レベルのガバナンスを構築しいかに進化させるか? 問3 同異分野間連携の促進に向けたマネジメントを実施する支援組織において、どのようなガバナンスを構築しいかに進化させるか? 本研究は、前科研費研究をさらにガバナンスという概念を加えて発展させることを目的としており、初年度(2022年度)は本研究の目的を前提として、前科研費研究までの関連する先行研究をまとめるとともに、ガバナンスに関連する先行研究をサーベイした。そのうえで、本研究のアプローチとして、問1および問2で対象とするガバナンスに関連するステークホルダーが集約して参画する問3の支援組織を対象に、現在の知見をもとに論文を作成してディスカッションペーパーとして掲載した。今後は当該論文のケーススタディの対象を拡大して論文としての精度を高めていくとともに、一番ミクロのレベルを対象とした研究(問3)からその他の問いへと研究を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は文献を中心とした先行研究のサーベイと整理を中心に、これまでの現地調査をもとに上記ディスカッションペーパーを作成した。 一方で、本研究は欧州の各地域(ドイツ以外も含む)を対象とした現地調査を予定しているが、コロナの収束状況をふまえて昨年度は現地訪問を延長したため、データ収集がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
上述のように、3つの問いを問3より探求し、その他の問いへと広げていくアプローチを計画している。 本年度は問3をケーススタディの対象である欧州の地域をのデータ収集を進めながら完成させることを目指して研究を推進する。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)