Project/Area Number |
22K01747
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
菊地 学 岩手県立大学, 社会福祉学部, 講師 (30823447)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 意思決定 / 眼球運動 |
Outline of Research at the Start |
消費者行動と感情に注目し,ポジティブ感情と,ネガティブ感情での選択行動における意思決定過程の差異についてアイトラッキング装置を用い検討することを目的とし,感情想起を行う操作を行った際の選択時の情報探索過程などを詳細に検討する。補助事業期間において,商品選択を行う実験を計画し,その際の眼球運動を測定する。研究のために実験に使用する測定機器のプログラムの修正や作成,実験のプログラムの修正や作成を前提に行い,その後,実験参加者に実際に商品選択を行っていただく。その際に感情を操作し,その影響を検討することをが目的となる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,商品選択における意思決定の過程を検討するものである。アイトラッキング装置を用い,実験参加者の感情状態と,ポジティブな選択状況,ネガティブな選択状況での購買における情報取得の差異を検討することを目的に研究を行うこととしていた。商品を選択する課題ではあるが,本研究の中心は選択時の情報収集過程に,購買時の状況と状況からの感情変化が関連するという仮定をおいているため,感情操作と情報探索過程を詳細に検討することとした。情報探索では多様な方法があるが,情報を見ていたかどうかを検討するためにアイトラッキング装置を使用し選択課題での情報探索を計測することを予定していた。 アイトラッキングを用いた意思決定研究を行うため以下の事前調査等を行い属性等のチェック,及び商品に関する精査の検討を行った。 (1)意思決定刺激:意思決定課題は商品選択における意思決定を中心としているため,商品選択に関わるアンケート調査結果から本実験の表示刺激作成のための情報を収集,性差について検討した。(2)商品毎に性差の比較と関連度をまとめ,岩手県立大学社会福祉学部紀要にその結果を報告した。(3)同報告では,性差の他,意思決定に関する心理尺度(後悔感情や決定の困難性など)との関連も検討した。 なお,アイトラッキングに関する機材を追加で購入したため,セッティングおよび制御プログラムを行った。今後の予定として,機材の動作チェック,意思決定時の眼球運動の測定,感情の変化による影響の測定を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験で使用予定であった商品カテゴリ(実験刺激)の選定で,性差が大きく使用に耐えられないものが多いこと,また,季節性の商品も多く存在し,刺激としての適切性を検討する必要があり,追加の調査・検討を行っていたため遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
プログラミングの最終確認および機材等の動作チェックを行い,実験参加者の募集を行う予定である。課題としては,進行速度が遅れていることである。 遅れている原因は上記に書いた内容及び,学内での他の業務負担である。ただし,他の業務に関しては今年度中旬に落ち着くと考えられる。 再度時間の調整ができるものと考えている。
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