The Study of the paradox for multi-stage to the integration and small-size to big-size of wholesaler
Project/Area Number |
22K01777
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
西村 順二 甲南大学, 経営学部, 教授 (60198504)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 地方卸売市場 / フードハブ / 卸売市場 / 青果物流通 / 中央卸売市場 / 卸売流通 / 卸売業 / 生産性 / 卸売の規模構造 / 卸売段階 / 卸売業態 / 卸売流通内部構造 / スラック / 仲卸 |
Outline of Research at the Start |
卸売流通業は所謂「中間流通の中抜き現象」として淘汰されると言われ続けた中で、厳然として食品業界などでは存続している。また、これらの中間流通業務は、菱食、国分、加藤産業等加工食品を中心とした大規模卸売業者、そして生鮮産品を中心とした中央・地方卸売市場によって、維持されている。本研究では、これらの大規模・統合化に向かう卸売業者に対して、卸売市場における中小零細卸売業者が、それぞれの地域において分散して存続し続けている点に着目する。これら現象大きな理由にはスラック現象(本来減退すべきものが制度要因やマクロ要因により残存する。)が存在するという仮説を理論的に導出し、検証するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
「卸売業の統合化・大規模化に対する多段階化・中小規模化パラドックスの現代的評価」という研究課題に対して、今年度は卸売市場を研究対象に、卸売業の多段階性と中小規模性が卸売流通部門の前近代的な属性を生み出しているという考え方に対して、統合化・大規模化という従来の「規模の経済」を前提としてきたことに対する中小規模性の重要性に着目し、反証を行った。 卸売市場では、多段階化すること(卸売市場の元卸と仲卸の段階分化)そして中小零細規模であることが、必ずしも卸売流通の後進性に繋がるということにはならないということを有機栽培野菜や減農薬栽培野菜等の生産現場での拡大傾向、及び小売業者におけるオーガンニック野菜への着目と進出、そしてそれを指示するユーザーの確実な存在から、これらの中間流通となる卸売市場の、それも地方卸売市場のフードハブ化の可能性に着目し、それを検討した。 結果として、青果物流通を対象に考えると、地方における流通機構の中核となっている地方卸売市場においては、集荷面では中央卸売市場と同様に自前での集荷機能が働いているということが想定できる。地域流通全体を考えた時には、必ずしも広域型の中央卸売市場に全依存することなく、地域型の地方卸売市場がその川上からの集荷という役割を果たしてきているということだろう。そしてそこには、転送機能がこれを補完する役割を果たしていることが分かる。これらを時系列データを活用して、時系列回帰分析の手法に基づき検証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
卸売市場に関するデータベースの未整備によるところが大きい。中央卸売市場においては、ある程度の分析に耐え得るデータは、公官庁や民間組織において収集可能なところはあるが、個別市場でのデータ収集は整えられてはいない。また、地方卸売市場においては、個別市場においても、市場全体としても個別卸売企業においても多くの場合にデータ化が進められてはいない。 また、個別データの非存在だけではなく、時系列分析に耐え得るデータ整備が行われてはいない。単年度でのデータを入手出来たとしても、それが地方卸売市場全体の市場を捉える場合に、各市場の都合により年次における分散が極めて大きく分析の俎上に載せることに大きな障害がある。 これらのへ対応上、データの整備における遅れから分析・考察が進みにくい状況となった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、中央卸売市場、地方卸売市場共に個別データのピックアップを進めている。数年の年次差は存在するが、分析・考察に耐え得るようなクロスセクションデータ分析や、時系列回帰データ分析を行うことで、研究目的を達成できるように進めている。 また、中央卸売市場であれ、地方卸売市場であれ、代表的な卸売市場の事例を検討し、定性分析ではあるが、それらからの大規模・統合化に対する中小規模・分散化の有意味を抽出することも研究上の補完として行うことで、このデータ不備への対応を検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)