Project/Area Number |
22K01817
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07100:Accounting-related
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
石川 恵子 日本大学, 経済学部, 教授 (70343647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾上 選哉 日本大学, 経済学部, 教授 (00341199)
黒木 淳 横浜市立大学, 国際商学部, 教授 (00736689)
山本 清 鎌倉女子大学, 学術研究所, 教授 (60240090)
佐藤 亨 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(客員研究員) (80774934)
田中 優希 法政大学, 経済学部, 教授 (00636178)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 地方自治体 / 内部統制 / DX / アカウンタビリティ / 地方自治体のDX推進 / 地方自治体の監査 / 公会計 / 地方自治体の内部統制 / 公監査 / 地方自治体のデジタル化 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、デジタル環境下における地方政府のサービス提供のパラダイムシフトを見据えて、地方政府の新たな財務的枠組(①会計情報の利活用の促進、②ITを活用した監査、③ITを活用した内部統制)を導出し、これをデジタル人材の育成に役立てることを目的としている。地方政府のデジタル化の現状と課題に即した会計・監査・内部統制の枠組を理論的に検討し、これを導出する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地方自体のデジタル化(DX)推進に着目して、地方自治体の会計・監査・内部統制の新たな枠組みを創出するための基礎研究を実施することにある。令和4年度以降、デジタル化(DX)については、基幹系情報システムの標準化に焦点を当てて研究を進めた。 令和5年度の研究実績として、(1)令和4年度の研究調査に係る成果報告の実績と(2)令和4年度からの継続調査の実施がある。 まず、(1)令和4年度の研究調査に関わる成果報告として、令和4年度に実施したアンケート調査結果に対して、統計的に分析を行い、国内学会(日本会計研究学会)と海外学会(CIGAR2023)で成果報告を行なった。令和5年度における研究成果としては、過去の内部統制の不備の発生の有無は、内部統制のDX化にあまり影響しないことを確認した。なお、令和4年度からの継続の成果報告の実績として、令和5年に令和6年に日本会計研究学会の学術誌である会計プログレスに掲載が承認され、令和6年に掲載の予定がある。 次に、(2)令和4年度からの継続調査として、COSOの内部統制の構成要素の1つである「情報と伝達」に着目して、D X推進体制が内部統制の体制の強化にどのように影響するかを検証するためにアンケート調査を実施した。アンケート調査の対象は一般市のDX推進に携わる所管課と個人住民税担当課であった。(配布と回収期間は令和5年11月6日ー12月3日)配布方法は紙媒体と電子媒体による。令和6年5月現在、令和5年度実績と同様に、統計的な検証を行ない、日本会計研究学会において報告を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に対して、修正を行なったものの、当初の計画通りに、概ね進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度の研究推進は、以下の4つのアプローチから行う。(1)令和5年度の研究調査に関わる成果報告、(2)令和4年度からの継続調査の実施、(3)地方公会計改革とD X推進の関係性の分析、(4)地方自体におけるアカウンタビリティの分析 (1)令和5年度の研究調査に関わる成果報告では、日本会計研究学会において成果報告を行う予定である。 (2)令和4年度からの継続調査の実施では、令和6年10月にアンケート調査を行う予定である。 (3)地方公会計とD X推進の関係性の分析では、過去に実施した地方公会計のデータと令和4年・5年に実施したデータを使用して、地方公会計改革とD X推進との関係性を探る予定である。 (4)地方自治体におけるアカウンタビリティの分析では、過去に懲戒処分があった地方自治体のデータを使って、内部統制の視点からアカウンタビリティを検証する予定である。
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