Project/Area Number |
22K02106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Kyushu University of Nursing and Social Welfare |
Principal Investigator |
徳冨 芳子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (90253723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳冨 直史 崇城大学, 薬学部, 教授 (30227582)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 機能性食品成分 / ポリフェノール / 肥満 / メタボリック症候群 / 脂肪細胞 / 食品機能性成分 / 内臓脂肪 |
Outline of Research at the Start |
内臓脂肪の蓄積を背景に高血糖、脂質異常、高血圧などが重なると、徐々にメタボリック症候群は進行する。糖・脂質代謝異常症の治療薬が用いられる一方で、日々の「食」による内臓脂肪型肥満の予防がより理想的であることから、食品機能性成分を用いた予防法を確立させることの意義は大きい。本研究では、脂肪細胞に分化する前の細胞、糖・脂質代謝に関わる細胞、肥満モデル動物等を用いて、脂肪細胞への分化・肥大化の調節機序や、脂肪細胞由来の生理活性物質の分泌を制御する因子について調べる。さらに、脂肪細胞の機能破綻の抑制に有効な食品成分を探索し、その有効成分をメタボリック症候群発症予防のための食事療法に応用することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
食品由来成分を用いた内臓脂肪型肥満の予防・改善方法の確立を目指して、脂肪細胞の分化・肥大化に影響する食品成分を探索し、その成分が脂肪細胞の機能制御に関わる因子に対しどのように影響しているか調べる目的で、研究を行なった。具体的には、マウス由来3T3-L1前駆脂肪細胞を用いて、各種ポリフェノール存在下で分化誘導刺激を行い、細胞内の脂肪蓄積量、細胞内へのグルコース取込みに及ぼす影響を比較検討した。その結果、柑橘類由来のベルガモチン、ケルセチンが細胞内の脂肪蓄積を抑制することが示された。脂肪細胞特異的因子であるアディポネクチン、レジスチン、腫瘍壊死因子(TNF)-αの誘導、さらには核内受容体PPAR(ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体)-γ、C/EBP(CCAATエンハンサー結合タンパク質)-αの関与について検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教育に費やす時間がコロナ禍の影響を受け想定以上に増えたため、実験に費やす時間が当初の予定通りには確保できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度には研究協力者1名を雇用し、実験の時間を確保しつつ、学会参加等を活用して情報収集をさらに進める予定である。
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