Project/Area Number |
22K02216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
田中 博之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20207137)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 探究的な学習 / 概念の形成と活用 / 高等学校 / 探究学習 / 教科教育 / 授業論 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、高等学校における「概念の形成と活用を軸とした探究型教科学習」の授業モデルを、日米の学校訪問によるフィールド調査によって、比較教育学的な視点から実証的に構築することを目的とする。これまでの「探究」に関わる教育研究においては、「総合的な探究の時間」の授業開発研究は行われているが、教科学習における探究的な学習の在り方については実証的な研究はほとんど行われていない。さらに、「概念の形成や活用」という考え方が、高等学校学習指導要領において重視されていることを背景として、生徒による主体的な概念形成のプロセスとそれを促進する探究的な教科学習の在り方を実証的に解明し、汎用的な授業モデルを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
(研究① 理論研究) 研究の初年度は、まず「探究」をテーマにする学習の教育学的な基礎的理論研究を実施した。一つは、文献研究により 、Inquiry Learning、Deeper Learning、Project Based Learning等の基本特性を明らかにした。また、それらの理論的リーダー諸氏へのZoom によるオンライン・インタビューを実施した。また、オーストラリアの探究的な教科学習の権威である研究者へ電子メールでのインタビューを実施するとともに氏が指導している高等学校の探究的な学習のあり方について、当該校のウェブサイトの閲覧による分析を行った。 (研究② 学校訪問による授業観察) 研究の初年度に、日本の研究協力校を訪問し、理論研究で明らかになった特性をもとに、授業観察チェックリストを構成して、研究授業の資料収集と観察を実施した。 (研究③ 学校訪問による教師インタビュー) 研究②と同様に、理論研究によって明らかになった研究知見をもとにして、構造的インタビュ ーの項目を作成し、日米の研究協力校で授業を実施する先進的な教師に対して、インタビューを実施し、その内容分析を通して「探究的な教科学習における生徒主体の概念の形成と活用」をテーマにした授業の実施に関わる隠れた経験的知見(暗黙知や隠れたカリキュラム)を可視化して構造化した。特に、初年度は、近年の中高一貫教育の推進が求められていることから、探究的な学習をすでに実施している中学校教員にもインタビューを実施するとともに、作成している教材を収集し、高等学校での探究的な学習に応用可能な基礎的な知見を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度に計画していた、海外の研究者への訪問調査は、コロナの感染状況が好転しなかったため断念せざるを得なかった。しかし、それ以外の計画については、オンライン会議システムを効果的に活用することにより、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに、研究を進捗させたい。特に、海外調査は、コロナの感染状況が改善してきたため、実施したい。
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