Project/Area Number |
22K02240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
村松 玄太 明治大学, 情報コミュニケーション学部事務室, 専任職員 (80639568)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸口 龍一 専修大学, その他部局等, 室長 (30645916)
阿部 裕樹 明治大学, 学術・社会連携部博物館事務室, 専任職員 (40625266)
古俣 達郎 明治大学, 学術・社会連携部博物館事務室, 特別嘱託 (70832476)
鈴木 直樹 一橋大学, 大学院社会学研究科, 講師 (10778236)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 大学アーカイブス / 神田学生街 / 学生生活 / 私立法律学校 / 学生街 / 古写真 / 東京遊学 / 法律学校 / 風景表象 / 大学史 / 高等教育史 / 大学アーカイヴズ / 高等教育 / 大学アーカイブズ |
Outline of Research at the Start |
本研究では、明治大正期東京・神田学生街の変遷と、その変容に最大の影響を与えたと考えられる、神田に集中した私立法律諸学校の学生活動とを連動させて解明を図る。以下4点に着目する。第1に学生就学動向と学生街形成の関連、第2に学生街における学生生活(下宿・食事・娯楽)、第3に学生街と学生をめぐる風景表象(写真等)、第4にその他の教育機関の動向と学生街への影響である。これらを比較解明するため、神田所在の大学アーカイブズ機関担当者が連携し、同機関所蔵資料等を活用する。本課題遂行を通し明治大正期学生街の形成に学生が果たした役割と意義を明示する。
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Outline of Annual Research Achievements |
以下の課題について研究会を開催し、神田学生街の歴史的変遷とその評価をめぐって検討を進めた。なおここでいう学生は私立法律学校所属の生徒を主たる対象としている。 課題Ⅰ〈学生の就学動向と学生街形成〉担当 村松・瀬戸口・古俣・阿部・鈴木・松原である。各大学所蔵の関連資料を精査するとともに、日比谷図書文化館及び同文化財事務室、東京都公文書館所蔵資料の検討を行った。 課題Ⅱ〈学生街における学生生活(下宿・食事・娯楽)〉担当:古俣・阿部・瀬戸口・松原・鈴木 課題Ⅰに同じく資料精査及び千代田区日比谷図書館、東京都公文書館所蔵資料の検討を行った。 課題Ⅲ〈学生街と学生をめぐる風景表象(写真等)〉担当:松原・鈴木・村松・阿部 各大学で所蔵する写真のデータベース化を進めるとともに写真の位置関係などを検討した。 課題Ⅳ〈その他の教育機関の動向と学生街への影響〉総員 神田地域に所在する他大学の状況などを検討した。また、過年度に実施した地方に残された学生資料(たとえば津島市堀田家文書)の分析なども進行させつつある。 さらに大学史研究会における「「学生街」に関する研究動向と展望」を主題とした招待講演会に瀬戸口、松原、岩立が参加し、事前勉強会を含めて検討を行った。 なお研究協力者として新たに北口由望(HOSEIミュージアム)、岩立将史(中央大学広報室大学史資料課)に研究会への参加を願い、神田学生街の解明にともにあたり、研究を一層推進していくこととなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
各地域図書館や文書館架蔵の私立法律学校遊学者の資料調査などが十分に行えていない面がある。また神田周辺地域における関連資料調査及び収集が進んでいない。さらに国内外の学生街との比較研究がまだ十分進んでいない。これらの解明を急ぐ必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
進捗状況において触れたように、各地域図書館や文書館架蔵の私立法律学校遊学者の資料調査を促進する必要がある。また神田周辺地域における関連資料調査及び収集が進んでいないため、学生資料の収集とその分析を集中的に行う必要があると考えている。今年度は愛知県津島市の堀田家の再度調査等の実施を検討する。 さらに、日本国内及び海外の学生街に関する比較調査として、日本国内では京都や仙台などを対象とした検討を行う。 これらに加え、近代の神田・神保町学生街の形成に直接関わる文献資料及び古写真の調査を促進させる予定であり、報告書の刊行に向け、研究を推進し、報告書の印行を期するものである。
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