Project/Area Number |
22K02311
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
畑中 大路 長崎大学, 教育学部, 准教授 (70734383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 良彦 大分大学, 教育学部, 准教授 (60735140)
金子 研太 九州工業大学, 教養教育院, 准教授 (70750826)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 学校間連携 / 生徒会 / 文化祭 / 共創 |
Outline of Research at the Start |
現代の学校をめぐる環境は、学校規模の縮小や多様化する教育施策の影響を受け、めまぐるしく変化しており、もはや単一学校のみで子どもの「学び」を十分に保障することは困難になりつつある。このような状況の中、今後の学校教育の在り様を考えるうえでは、複数学校が連携し「学び」を共創(co-creation)し続ける必要がある。 そこで本研究では、「学び」の共創に取り組む事例として、生徒会活動を軸に学校間連携を進める長崎県生徒会交流専門部を対象とし、学校・子どもを対象とした「学び」の共創に関する空間・時間的分析に取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、複数学校が連携して「学び」を共創(co-creation)するための促進・阻害要因を検討し、新たな学校教育モデルの構築を模索するものである。そのうえで本研究は、上記目的に合致した取り組みを展開する組織(長崎県内各学校生徒会執行部等構成員で組織されている)長崎県生徒会交流専門部を主たる検討対象とし、当該組織が行う活動の一つである「高校文化活動の充実」に着目する。具体的には、当該組織において共創的に生み出されたアイデアが各学校にいかなる影響を与えた・与えなかったかを検討し(研究①「学校組織を対象とした研究」)、そこで生み出された「学び」が生徒(子ども)の成長にいかなる影響を与えるのかを検討する(研究②「生徒・卒業生を対象とした研究」)。 研究開始初年度である2022年度は主に、本研究が対象とする生徒会交流専門部の実態把握および調査協力者との関係構築に注力した。具体的には、長崎県高等学校文化連盟が毎年発刊する『会報』全34号を収集し、当該『会報』を通じて生徒会交流専門部の理解を図った。また、生徒会交流専門部及び長崎県高校教員で構成される研究サークル「長崎「学び」の会」会員に対する非構造化形式でのインタビュー調査(プレ調査)を実施した。 加えて研究②に関して、生徒会交流専門部に関わった生徒(子ども)がいかに変容するか/したかを探るべく、そのキックオフとして、高校在籍時に生徒会交流専門部に関わった経験のある元生徒3名に着目し、彼/彼女らが当時の様子を語ったトランスクリプトを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は「学校組織を対象とした研究」(研究①)、「生徒・卒業生を対象とした研究」(研究②)で構成するものである。調査初年度である2022年度は、上記①②を展開する上での基礎的情報の収集や研究協力者との関係構築を行い、次年度以降の調査研究を行う基盤を形成することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
上述の通り、2022年度に行った研究遂行のための基盤をもとに、「学校組織を対象とした研究」(研究①)、「生徒・卒業生を対象とした研究」(研究②)を引き続き実施する。具体的には、研究①に関しては、生徒会交流専門部で共創されたアイデアが各学校へいかなる影響を与えているか・いないかを、特に文化祭活動を事例として検討する。研究②に関しては、生徒会交流専門部に関わった経験を持つ元生徒の追跡調査を行い、「学び」の共創による教育的効果を検討する。
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