児童養護施設入所経験者の大学進学後の「移行」に関する研究
Project/Area Number |
22K02365
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
西本 佳代 香川大学, 大学教育基盤センター, 准教授 (20536768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 みのり 山陽小野田市立山口東京理科大学, 共通教育センター, 准教授 (10469330)
山口 季音 至誠館大学, 現代社会学部, 准教授 (70774230)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 児童養護施設 / 大学進学後 / 移行 / アウトカム / 混合研究法 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、児童養護施設入所経験者の大学進学後、10年間にわたる「移行」の実態を混合研究法を用いて明らかにすることにある。アンケート調査によって、大学教育のアウトカムを明らかにする。また、インタビュー調査によって、大学進学後10年間の「移行」の実態を明らかにする。それらの結果を用いて、長期的かつ包括的な支援の在り方を考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、児童養護施設入所経験者の大学進学後、10年間にわたる「移行」の実態を明らかにすることにある。その目的を達成するため、①アンケート調査:大学教育のアウトカムを明らかにする、②インタビュー調査:大学進学後10年間の「移行」の実態を明らかにする、③総合考察:長期的かつ包括的な支援の在り方を考察する、を計画した。研究期間は、令和4年度から令和6年度までの3年間であり、二年目にあたる令和5年度は、①アンケート調査の実施・集計と②インタビュー調査の実施を予定していた(なお、令和6年度に調査結果について総合考察を行う計画である)。 ①アンケート調査については、令和5年8月に実施し、33名の児童養護施設入所経験者から回答を得ることができた。単純集計の結果は、希望する調査協力者に対して開示している。②インタビュー調査については、令和5年度中に6名の児童養護施設入所経験者から話を聞くことができた。その結果をもとに、大学卒業後3年目のインタビュー調査と比較する形で「大学を卒業した児童養護施設入所経験者―ゆっくり大人になる―」と題した原稿(未刊行)を執筆することができた。その他にも、日本高等教育学会第26回大会課題研究II「高等教育における多様性と包摂」(2023年6月10日)、日本教育社会学第75回大会「大学卒業が児童養護施設入所経験者に及ぼす影響―年収の規定要因に着目して―」(2023年9月9日)、において、本研究の成果を報告することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度に予定していた、アンケート調査及びインタビュー調査を実施することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、総合考察を行う。児童養護施設を退所し、大学に進学、卒業して、企業等に就職し、結婚して子どもを育てる。これまでの調査結果からは、当事者の多くはこうした直線的なライフステージを歩まないことがわかっている。そのため、調査協力者一人一人がどのような「移行」を経験しているのか明らかにし、ライフステージによって区切られる、児童養護施設、大学、NPO、行政機関等による個別の支援ではなく、それら諸機関による、長期的かつ包括的な支援の在り方を考察する。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)