Project/Area Number |
22K02382
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
上野 有理 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (50422374)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 保育所 / 給食 / 食育 / 給食保育 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、食育の場としての給食保育に焦点をあて、その実践や専門的知識・技術の獲得過程について実態を明らかにする。また、多様な地域の保育所を調査対象とすることで、実践内容の差異に関わる要因を多角的に検討する。これらにより、給食保育の質の保障につながる方策について枠組みを示し、ひいては全所的な保育の質の保障に寄与することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在の保育所給食には多岐にわたる役割が求められ、その取り組みは施設によりさまざまだ。本研究は、食育の場としての保育所給食に焦点をあて、その実践や専門的知識・技術の獲得過程を明らかにするとともに、実践内容の差異に関わる要因を検討することを目的とする。そのためにまず、滋賀県内にある全保育所を対象に、給食実践についての実態調査をおこなった。その結果、保育所給食の現場では共通して、園児との関わりは保育士におおむね委ねられており、一人ひとりの保育士が担う役割の大きいことが、あらためて浮き彫りとなった。いっぽうで、子どもの食行動への影響という観点からみた給食時の環境設定には、施設によりバラつきがみられた。これらの結果から、食育の場として保育所給食を捉えた場合に施設として求められる取り組みを論考し、論文にまとめた。 また、子どもの食行動に影響を与えるとされる食事時のやりとりや、保育士の特性と子どもへの態度の関連について、国内外の実証研究報告に関する文献調査をさらに進め、保育士を対象とした質問紙の作成をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画のとおり、滋賀県内にある全保育所を対象に質問紙調査を実施し、その結果を論文にまとめた。その過程において、新型コロナウィルス感染症対策による影響が続いている施設があること、その程度は施設ごとに異なる可能性が明らかになった。 同感染症については、感染症法上5類指定への移行にともなう社会的変化が2023年度中にあったため、その影響を可能な限り避けるべく、後続調査の実施時期を遅らせることとした。このため、当初の予定よりも進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
施設を対象に実施した先の調査結果を踏まえ、保育士一人ひとりを対象とした質問紙調査をあらたに実施し、データの分析を進める。得られる成果については学術集会や論文での公表を目指し、そのための費用(質問紙の作成・配布・回収費、研究協力者金、データ入力・分析費、文献複写費、学会参加費、旅費、校閲j費等)として交付金を使用する。
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