Searching for what childcare study should be and ways of improving childcare skills through the transition of kindergartens:for connecting to education programs
Project/Area Number |
22K02402
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Mukogawa Women's University Junior College Division |
Principal Investigator |
久米 裕紀子 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 准教授 (60779205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 晶 武庫川女子大学, 教育学部, 教授 (30353006)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 保育の質の向上 / 保育者の援助 / 内面理解 / 環境構成 / 保育実践 / 保育研究の在り方 / 保育の質 / 遊びこむ / 教育プログラム / 保育研究 / 保育の変遷 / 幼稚園教育 |
Outline of Research at the Start |
5歳児向けの共通教育プログラムが2022年にモデル事業が始まる。一人一人の育ちを保証していくために、保育現場で「保育力の向上」をどのように行うかが重要である。本研究では、兵庫県・大阪府の公立幼稚園の創立から変遷を辿り、保育研究をどのように進めてきたのかを調査する。2022年度にスタートする「教育プログラム」を向けて、保育研究の在り方を考察し、私自身が研究している「遊びこむ姿」を求める保育者の思い、保育の質、保育の向上を保育研究の在り方と併せて検討する。保育者が「一人一人を育むために遊びこむ姿」をどう捉え、援助していくか、保育現場の「教育プログラム」への取り組みにアプローチすることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、一人一人の育ちを保証していくために、 保育現場で「保育力の向上」をどのように取り組んでいくかということを保育現場の研究会・研修会などの取り組みを調べ、アプローチしていくことを目指している。保育の質の向上は、現在、文部科学省、内閣府、厚生労働省が求める幼保小の連携にもつながっていくと捉えている。社会情勢の変動として少子化が進み、幼稚園が激減している。保育園・こども園が激増し、保育士不足が深刻になってきている。保育の質を考えるとき、保育を観て学ぶ、観て学んだことを協議するということが、コロナ禍が過ぎて、強く求められている。保育を観るという経験が無い、少なくなっているという現況を鑑み、保育の質の向上=保育研究の在り方=保育を観て考える(学ぶ)ことから、保育研究会の在り方を研究している。実践保育を提供し、保育者が自分のクラスを研究者が保育することで客観的に捉え、子ども理解や、教師の援助など自らの保育を振り返ることにつなげたいと考えている。保育現場経験者の私らしい研究として、保育を実践提供する、その保育を観て考える=保育を考える(環境構成・子どもの内面理解・保育内容・教師の援助(言葉がけ)・保育の展開)。観た保育から考え合い、学び合いをして、共有し合い、保育を進めていく熱意につなげていくことに努めている。要請があった自治体の幼稚園、こども園などにできるだけ出向き、保育実践を提供いている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
保育の資質向上のための研修会やボランティアとして保育実践の提供を行っている。要請があった自治体の幼稚園、こども園などに出向いている。保育力の向上をめざした保育実践の研究会を実施については、以下の通りである。①芦屋市立岩園幼稚園(2023年3月6日3歳児「春になって遊ぼう」:身体表現あそび)、②芦屋市立宮川幼稚園(2023年3月13日4歳児「春になって遊ぼう:身体表現あそび・5歳児「リズムステップあそび」))③茨木市立天王幼稚園(2023年5月18日5歳児「風になって遊ぼう:身体表現あそび))、④芦屋市立宮川幼稚園(2023年5月20日4歳児「風と友達になろう)・5歳児「なかよしあそび)、⑤武庫川大学付属幼稚園(2023年7月7日「星になって遊ぼう:身体表現あそび・2023年11月2日「秋のケーキづくり:制作遊び」)、⑥茨木市立子ども園福井幼稚園(2023年7月10日3歳児「絵本と手遊び」・5歳児「リズム仲良しあそび」)。 研究会や研修会の講師として実施した内容は以下の通りである。①芦屋市あゆみ保育園(2023年5月20日「不適切な保育を考える」)、②芦屋市立私立幼保対象の研修会(2023年5月29日「不適切な保育を考える」)、③茨木市立天王幼稚園園内研究会(11月2日5歳児保育実践「秋のケーキ作り:制作遊び」研究会テーマ「遊びこむ:わくわくどきどき感を味わう制作活動」)、④茨木市立子ども園福井幼稚園園内研究会(2023年11月22日3歳児「絵本と手遊び」・4歳児「じゃんけんあそび」・5歳児「仲良しあそび:律動」研究会テーマ「友達と気持ちがつながる遊びの内容や環境について」)である。
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Strategy for Future Research Activity |
保育現場での保育実践を提供する研究活動から、保育の質の向上に向けて、学びあう機会を持つことができている。今後もその活動を続けて、保育者の思いに寄り添い、保育を一緒に考えていきたい。そして、その活動から今後の幼・保・こども園の保育の質の向上の取り組みをどう考えていくのか、現場の悩み、思いを受け止めていくことが課題であると感じている。保育者の思いやめざす保育を明確にすることが保育者自身に必要なことだと感じている。そのことが見えてくると、自分の保育者としての専門性を高めていくためにどのような取り組みが必要かということとつながってくると考える。 また、各自治体の幼・保・こども園の変遷についてまとめていきたいと思っている。変遷を辿っていく中で、時代背景、社会の流れ、子どもたちの姿、保護者の願い、保育者の思い、保育の研究体制などが見えてくると思う。先行研究として、芦屋市立精道幼稚園の変遷を調査した際に、先人の保育者の熱き思いや戦争、地震など天災などが起こった中でも、子どもたちのために、今できる保育をという思いが脈々と引き継がれてきていることを実感した。現在、保育実践を行っている市や園についても変遷を辿り、保育の質の向上をめざした研究会や研修会の取り組みを調査していきたい。特に変遷を調べる中で、園児数、保育者数、保育目標、保育研究テーマ、保育研究会の在り方、研修内容を明らかにしていきたいと考えている。コロナ前と後でも差異があるのではないかと予想している。今後、Withウイルスと言われる時代に対応していく保育力、知識が求められると考える。AIの進歩に伴い、保育現場に多少、変化が出てきている。時代の流れとともに新しい課題、乗り越えていく課題があるが、保育の変遷から学ぶことや引き継いでいくこと、新し取り組みなどを分析・考察していきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)