Project/Area Number |
22K02423
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
金平 希 (野津山希) 福山大学, 人間文化学部, 講師 (10550965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 俊彦 大阪人間科学大学, 心理学部, 教授 (20259500)
諏訪 絵里子 目白大学, 心理学部, 専任講師 (40707692)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 情緒応答性 / 情緒応答性自己報告尺度 / 母子相互作用 / 発達障害 / 幼児 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,発達障害が指摘されはじめる3歳~5歳の幼児を持つ母親を対象に,情緒的に健康な関係を共有する親子の能力である情緒応答性(EA)を,母親が自己評価するための質問紙(情緒応答性自己報告尺度:EA-SR)の日本版を作成する。また発達障害の母子関係を,観察におけるEA評価(情緒応答性尺度:EAS)と母親の認識(EA-SR)の違いに焦点を当てて検討する。それにより,介入の糸口(違いを母親にセルフモニタリングできるよう促す)が見いだせる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,情緒応答性自己報告(Emotional Availability Self Report:EA-SR)の日本版を作成し,その信頼性と妥当性を検証することを目的としている。また,幼児期の発達障害児と定型発達児の母親のEA-SRをくらべ,認識の違いを検討すること,発達障害についてEA-SRと専門家の観察による情緒応答性尺度(Emotional Availability Scales:EAS)の関係を調べ,違いが生じやすい下位尺度を検討することも目的としている。2022年度の研究活動の主な概要を以下に示す。 日本版EA-SRの作成 EA-SRを邦訳し,その後翻訳会社に依頼し,逆翻訳を行った。最後に,原著者によって逆翻訳と原版との等価性を確認し,日本版EA-SRを完成させた。 因子構造・信頼性の確認 定型発達の幼児(0歳~5歳)を持つ母親約700名に調査会社(クロス・マーケティング)を通じて,WEBにて日本版EA-SRを実施した。まずは,原版EA-SRと同様の因子構造が当てはまるかを確認するため,36項目5因子モデルの確認的因子分析を行った。その結果,モデルの適合度から改善の余地があると考えられたため,探索的因子分析を実施した。その結果,29項目5因子の日本版EA-SRが完成した(α=.61~.88)。今後は,専門家の観察によるEASとの妥当性を検討する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本版EA-SRの作成が,原著者とのやりとりによりスムーズに遂行できたため,その後すぐに調査実施に移行できた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度で,日本版EA-SRが完成したため,2023年度は以下のように研究を推進したいと考えている。 日本版EA-SRの妥当性の検証 2022年のWEB調査の際に,EA-SRの妥当性検証のための尺度(PBQ,M-CHAT,ABCL,J-PSC,養育態度,ECR-GO,TIPI-J,PHQ-9,STAI)も実施していた。それらの尺度との関連性を検討し,結果をまとめ,学会誌に投稿する。さらに,定型発達の幼児とその母親約30組にEASを実施し,日本版EA-SRとの相関を検討する。 ただし,EASの観察には時間を要するため,2023年度中に30組の参加者の確保および評価が難しい可能性がある。その場合,継続して2024年度も実施を行う。
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