子どもの精神的・情緒的発達に効果的な気質特徴に合った育児支援プログラムの開発
Project/Area Number |
22K02451
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
武井 祐子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (10319999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥富 庸一 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (00375445)
門田 昌子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (20549620)
竹内 いつ子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (30760665)
岡野 維新 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教 (10824021)
岩藤 百香 川崎医療福祉大学, 医療福祉マネジメント学部, 講師 (80612986)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 幼児 / 気質 / ベビーマッサージ / 親子ふれあい遊び / 精神的発達 / 情緒的発達 / 子ども / 育児支援 / 精神発達 / 情緒発達 |
Outline of Research at the Start |
研究代表者らが開発,養育者の子ども理解や子どもの特徴に応じた育児を促すことが確認されている『子どもの気質特徴に合ったベビーマッサージプログラム』と『子どもの気質特徴に合った親子ふれあい遊びプログラム』の2つの育児支援プログラムを用いて,子どもに縦断的に介入,評価・分析し,追跡的に子どもの精神面および情緒面への発達的効果を検証する。本研究の成果により,養育者に効果が認められる育児支援プログラムから子ども自身の発達に効果をもたらす育児支援プログラムへ展開することが可能となる。完成した育児支援プログラムを地域の育児相談や親子教室に導入することによって,子育て支援における大きな社会貢献が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「子どもの気質特徴に合ったベビーマッサージプログラム」と「子どもの気質特徴に合った親子ふれあい遊びプログラム」の2つの育児支援プログラムを用いて、子どもに縦断的に介入、評価・分析し、追跡的に子どもの精神面および情緒面への発達的効果を明らかにすることを目的としている。 2023年度は、基本的な感染対策をした上で、4つの地域で合計5回の調査を対面で実施した。各地域で研究協力者である自治体や子育て支援センターなどと協力して、新たに参加募集を行った。研究参加に同意した1歳~4歳の子どもの養育者を対象に、研究参加同意書、幼児気質質問紙、子どもの状態についての質問紙、子どもの気持ちについての質問紙を郵送し、記入後に返送するよう求めた。その後、気質特徴に合った親子ふれあい遊びの会を対面で実施した。会場で子どもの気質特徴と気質質問紙の結果の見方を説明し、2019年に作成したパンフレットと動画を用いながら、子どもの気質特徴に合った親子ふれあい遊びを紹介した。1ヵ月後に子どもの気持ちについての質問紙、自由記述質問紙への回答と返送を参加者に求め、インタビュー調査も実施した。また、2022年度から開始することを予定していたが実施できていなかった気質特徴に合ったベビーマッサージプログラム及び親子ふれあい遊びプログラムを体験しない対象者への調査を開始した。また、どちらかのプログラムへの参加をしない、2つのうち1つのプログラムのみへの参加をする対象者の調査も実施した。 2023年度の調査結果より、子どもの気質特徴をフィードバック後の気質特徴に合った親子ふれあい遊び体験が、養育者が認知する子どもの精神的発達と情緒的発達にどのような効果があるのかを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は基本的な感染対策をした上で、2年目に予定していた気質特徴に合った親子ふれあい遊びのプログラムを対面で実施し、質問紙調査とインタビュー調査を実施した。また、どちらかのプログラムへの参加をしない、つまり2つのうち1つのプログラムのみに参加をする対象者の調査も実施した。さらにコントロール群となる気質特徴に合ったベビーマッサージプログラム及び気質特徴に合った親子ふれあい遊びプログラムを体験しない、質問紙調査とインタビュー調査のみを実施する対象者についての調査を開始した。 2023年度で得られた調査結果内容については2024年度に開催される学会で報告予定である。 以上のことから、おおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度においては、計画している3年目の調査を実施予定である。3年目の調査では2021年度に参加した対象者.2022年度に参加した対象者、2023年度に参加した対象者に、質問紙調査とインタビュー調査を実施する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)