国語科教育における「個別最適化」対応のための指導過程の再検討に関する調査的研究
Project/Area Number |
22K02491
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
|
Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 守 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00381020)
山元 隆春 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90210533)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 個別最適化 / マルチモーダルアプローチ / 俳句創作 / 特別支援学校 / 読むことの学習指導 / 指導過程 / 文学の指導論史 / 読むことの実践論 / 読むことの指導過程 |
Outline of Research at the Start |
戦後の文学の読むことの指導過程の集約、再検討を通して、個別最適化の学びの確保の実態と到達水準を明らかにしたうえで、今後求められる個別最適化の文学の指導過程及び単元計画をし立案し、実験授業により検証したうえで、実用的なプランとして提案する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
国語科教育における「個別最適化」は、一般的な通念となっている学習個々のICT活用を直接的には指さず、学習者の学習成果の個別化と最適化の概念でとらえられている。本研究課題は、読むこと、書くこと(主に文学創作)を中心に、国語科学習における個別最適的な学習成果の現れ方を把握し、その最適化の方法について考究することを目的としている。学校種は、特に絞らず、小学校、中学校、高校に加え、特別支援学校を視野に入れた研究を進めている。 本研究では、2023年度は8月19日と3月23日に研究集会を行い、研究成果の公開を行った。8月の集会では、研究分担者の山元隆春と寺田守が対談を行い、成果を披瀝し、討議を行った。3月の集会では、ゲストとしてイギリスのモーダルアプローチ研究の専門家である中井悠加氏を招聘し、講演、及び討議を行った。それぞれの研究集会では、本研究の研究テーマに基づく実践報告2本、ワークショップ4~5本も行い、理論研究と実践研究の融合も図った。 また研究代表者の植山俊宏は、京都教育大学附属特別支援学校で俳句創作の授業を担当(年間15回)し、特別支援学校生徒の認知特性に応じた俳句創作を指導した。これは、京都教育大学教職キャリア高度化センター教育実践研究紀要に論文発表を行った。 総じて、三名の研究代表者、研究分担者は個別に研究を進めながらも、年に二回の研究成果の集約を行い、公開も行っていること、適宜論文としてまとめ、成果を集約していることから、研究は順調に推移していると考えられる。 植山俊宏は、文学の探究学習の視点から、及び特別支援学校生徒の学習の視点からの研究を集約(論文化)し、山元隆春は、読むことの学習評価の視点から論文発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果を集約・公開する研究集会を年に2回開催していること、研究代表者、研究分担者が個別に成果を集約し、論文として発表していること、ゲストを招聘し、新たな知見を導入した研究の展開を進めていること。
|
Strategy for Future Research Activity |
最終年度として、本研究計画の研究題目を全体的に反映した研究成果をまとめること、それを論文等の発表機会を活用して、適切に公開すること、また新たな知見として導入、展開を図っているイギリスのマルチモーダルアプローチの手法を反映した実践方法を開発することが今後の推進方策である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)