Project/Area Number |
22K02508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
三上 明洋 関西学院大学, 教職教育研究センター, 教授 (80321446)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | TPACK / ICT活用指導力 / インストラクショナルデザイン / 教員養成 / アクションリサーチ |
Outline of Research at the Start |
本研究では、ICT活用指導力を備えた教員を養成するため、TPACK(Technological Pedagogical Content Knowledge)の枠組みに基づき、3つの構成要素(教科内容・教育・技術)の統合に焦点を当てたプログラムを開発する。また、開発されたプログラムに関して3年間にわたってアクションリサーチを実践し、収集されたデータを基に、そのプログラムを総合的に評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大学教職課程においてICT活用指導力を備えた教員を養成するために、新しい教師教育の枠組みであるTPACK(Technological Pedagogical Content Knowledge)に基づき、3つの構成要素(教科内容・教育・技術)の統合に焦点を当てたプログラムを開発し、その効果を総合的に評価することである。 研究開始2年目となる令和5(2023)年度は、教職課程学生を対象とするICT活用に関する質問紙調査とインタビュー調査に関して、継続的にデータ収集を行うとともに、これまでに得られている大まかな傾向と特徴を踏まえて、教育プログラムの開発を行った。これまでの調査結果としては、やはり学生のICT活用指導力は十分とは言えないことが明らかとなってきているため、教科内容・教育・技術の統合を目指した基本的な事項を含めたプログラムを開発し、その指導実践を試みた。その際、インストラクショナルデザインの理論やモデルに関する文献研究を通じて、実際に学生達にICTを活用した授業を計画・実践する経験を提供することが重要であることが明らかとなったため、それらを取り入れた教育プログラムの開発を行った。まだ、試行の段階であり、十分に効果の検証ができているわけではないが、概ね学生からは好意的な反応が得られ、開発された教育プログラムの教職課程学生のICT活用指導力の向上を促す可能性を確認することができた。今後は、教育プログラムの効果と改善点を分析し、より充実した教育プログラムの開発へつなげていきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教職課程学生に関する量的データの確保については予想より時間を要しているが、継続的にデータ収集を行うと同時に、これまでに収集されたデータを踏まえその結果における大まかな特徴と傾向を把握することはできているため、教育プログラムの開発・試行については予定通り進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度より実施している量的・質的データの収集については、十分な量の確保を目指し、引き続き必要な調査を行い、データ収集を行っていく。同時に、より詳細なデータ分析を踏まえて、さらに明らかになった調査結果を新たに取り入れながら、教育プログラムの充実化を図っていきたい。その上で、ICT活用指導力の育成を目指すプログラムを改善し、当初の計画通り、3年目(2024年度)には改善されたプログラムの開発と実践につなげていく予定である。
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