Project/Area Number |
22K02532
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
|
Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
高田 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (00738411)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 体育授業 / 情報活用能力 / 問題発見・解決能力 / 言語能力 / 発問 / 学習指導 |
Outline of Research at the Start |
現在、子供の情報活用能力、問題発見・解決能力、言語能力が他の能力に比べ、十分育まれていないことが指摘されている。 そこで本研究では、体育授業においてこれらの能力を向上させるべく、発問を効果的に活用した学習指導の有効性を検証することを目的とする。なお、①発問を活用した学習指導をどのように(どの程度)行っているかを明らかにする調査研究、②発問を活用した学習指導とそうでない学習指導の比較研究、③発問を活用した学習指導を熟練教師と若手教師が行った場合の比較研究、④教職志望学生あるいは初任教師を対象に、発問を活用した学習指導の適用可能性を検討する実践研究の4つの研究を通して、これに迫る。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、体育授業における子供の情報活用能力、問題発見・解決能力、言語能力を向上させるために、発問を効果的に活用した学習指導の有効性を検証することを目的としている。今年度も引き続き、発問を活用した学習指導に関する調査研究を実施した。具体的には、「アンケート調査」と「授業実践による実態調査」を通して、教師の指導や児童の学習状況を把握しようとした。 アンケート調査では、教師の発問に関する意識や授業実践の実態をより詳細に把握しようとした。しかし、現時点でアンケートの調査票が未完成であり、調査会社や研究協力者と協力して、調査を2024年度内に実施する予定である。 授業実践による実態調査では、授業実践の分析を通して、発問の活用方法と児童の学習状況の関係性を明らかにしようとした。あらたに新潟市内の小学校で2つの授業実践を撮影することができた。撮影した授業実践は、小学校低学年の「鉄棒を使った運動遊び」と高学年の「ゴール型ボール運動」であった。前年度と同様に、すべての授業で発問を活用した学習指導が行われていた。しかし、運動課題の難易度が異なることで、児童の思考活動や児童同士の関わりに影響を与えることが事例的に明らかになった。 このように、授業実践による実態調査を通じて、発問を効果的に活用した学習指導の効果やその影響を事例的に明らかにすることができた。今後は、これらの調査結果をもとに、より効果的な指導方法の構築に向けて研究を進めていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
授業実践による実態調査については、あらたに2つの授業実践について撮影することができた。今後、詳細な分析を行い、学会発表や論文投稿を行っていく予定である。アンケート調査については、現在調査票を調査会社や研究協力者と協議しながら作成中であるが、現時点で未完成である。これらを踏まえて、進行状況を「やや遅れている」とした。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、これまで撮影した授業実践データの詳細な分析を行い、発問の活用方法と児童の学習状況の関係性を明らかにしていく。アンケート調査では、まず調査票を完成させ、アンケート調査を実施する。そして、教師の発問に関する意識や授業実践の実態をより詳細に把握していく。
|