| Project/Area Number |
22K02602
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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| Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
権藤 敦子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (70289247)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊野 義博 新潟大学, 人文社会科学系, フェロー (60242393)
黒田 清子 名古屋音楽大学, 音楽学部, 非常勤講師 (00724056)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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| Keywords | 伝統 / 音楽 / ブータン / 学校教育 / ヘリテージ |
| Outline of Research at the Start |
本研究では,「伝統」観の捉え直しに関する理論的な考察を深め,思考の枠組を構築すると同時に,2020年から始動したブータンPCEのヘリテージ・エデュケーション職能開発センターにおける伝統音楽の教育実践への取組に参与・協働することで,ブータンにおける伝統音楽観,新しい方向性を捉える。近代化以前から紡がれてきたそのありようを参照することで,知の在り方の複数性を掘り起こし,日本の音楽科教育における固定化した「伝統」観を更新し,今後の教育課程,教育内容の指針を提案する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,音楽科における伝統観を捉え直し,今後の教育課程,教育内容に向けて思考の枠組を構築することをめざして, ブータンにおける伝統音楽観を参照しながら検討を継続している。 2023年度にブータン王立大学パロ教育カレッジ(PCE)のヘリテージ・エデュケーション職能開発センターの教員と共同で主催した国際セミナーを踏まえ,2024年度はその成果を検討・整理し,Report on “Seminar on Music in the Life of Children: Creative Approaches to Teaching and Research” としてまとめ,黒田清子編,共同研究組織Bhutan Japan Music and Research Network (BJMERN)制作により刊行した(ISMN:978-4-9912450-3-9)。ブータンの生活に深く根ざす宗教的背景を踏まえ,楽器を中心とした伝統音楽習得,学校におけるアートに関する教育課程の動向等を含む内容が,寺院,パフォーミングアーツや教育に関わる国立の機関,PCEの関係者,日本側から発表され,貴重な内容を収録することができた。 9月には,PCEにおいて,教員養成課程における伝統音楽指導の位置付けと学生の意識について検討会を行うとともに,シェムガン県における伝統音楽調査を実施,地域独自の音楽文化の伝承を確認し,『伝統と創造』(東京音楽大学付属民族音楽研究所研究紀要)Vol.14 に論文を公表した。 あわせて,2025年2月の国際ブータン学会第2回大会(於 京都),3月の日本音楽教育学会北陸地区例会では,コミュニケーションとしてのうたのあり方に焦点を当てた発表を行った。また,広島芸術学会例会,韓国音楽教育学会大会においても,音楽教育における伝統観の再考,今後の教育課程,教育内容に関わる発表を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2024年度は,第3年次として,2023年度の成果検討を前半に行い,9月の調査とその検討を後半に行った。本研究課題の進捗状況はおおむね順調に進展している。 なお,ブータン側との調整の結果,さらに時間をかけて研究全体のまとめを行って,パロ教育カレッジのヘリテージ・エデュケーションへの取組を具体的に描き出し,最終報告書として取りまとめることとし,補助事業期間延長の申請を行なった。
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| Strategy for Future Research Activity |
2024年度までの研究成果を踏まえ,2025年度は,まず,PCEの教員とのオンライン・ミーティングを定期的に行うことで,パロ教育カレッジのヘリテージ・エデュケーションの取組を参照して日本側が学んだ成果を整理する予定である。実際には,ブータン側の共同研究者との協議を通して,これまでの調査結果を確認して意味付けと考察を行う。その後,具体像を描き出して報告をまとめることとする。中でも,これまでに参与観察,参観の機会を得た教員養成課程で行われている伝統音楽の授業の記録,教員を対象にしたインタビュー,2023, 2024年度に実施した学生を対象にした質問紙調査の分析を中心に,ブータンでの取組から学べることを記述し,そこに見られる伝統観の考察を通して,今後の教育課程,教育内容を構想する上で参考にするべき思考の枠組を導きだすことを目標としている。 また,9月には,これまでの調査地域とは異なる特色をもつ,ブータン東部(調査地はタシ・ヤンツェ)での伝統音楽調査を計画しており,西部・中部・東部にまたがる調査結果に基づいて,ブータン側の研究協力者とブータンの伝統音楽に関するディスカッションを行い,この調査の結果も含めたかたちで,1月までに報告書全体を整えて刊行する予定である。
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