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地域循環共生圏に向けた森林の炭素蓄積を軸とする森林環境教育の授業モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 22K02631
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

平山 大輔  三重大学, 教育学部, 教授 (00448755)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywords森林教育 / 小学校 / 教材開発 / 二酸化炭素固定 / 森林環境教育 / 授業実践 / カーボンニュートラル / 自然共生
Outline of Research at the Start

ポストSDGsの理想とされる脱炭素・資源循環・自然共生による「地域循環共生圏」を実現する上で、小学校でのESDとしての森林環境教育は、大きな推進力となることが期待される。本研究では、広く小学校で実施可能で、かつ児童が主体的に探求することのできる、森林の炭素蓄積(二酸化炭素固定)機能を軸とした森林環境教育の授業モデルを開発し、学校現場等での実践を通してその有効性を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、前年度に作成した、小学校6年理科「自然とともに生きる」、5年社会科「私たちの生活と森林」の内容と関連付けた樹木の炭素蓄積に関する授業モデルについて、小学校での実践を行った。
実践は、松阪市内の1校で、6年生4クラスを対象に行い、そのうち1クラスについては公開授業として実施した。理科教育、森林教育、ESDなど様々な視点から検討を行うために、公開授業の際には、研究代表者の他に、小学校教諭、三重県教育委員会指導主事、三重県林業研究所およびみえ森づくりサポートセンターの職員等が参観し、事後検討会も行った。また、授業実践の前後には児童を対象にアンケート調査を行い、実践の効果の検証に用いることとした。授業は、導入、CO2濃度センサーを用いた樹木の光合成測定、校庭の樹木のサイズ計測、早見表を用いたCO2固定量の推定、生活から排出されるCO2量との比較、グループ討論の流れで実施した。
また、森林の炭素蓄積そのものを扱う学習ではないが、派生的に、地域循環共生圏に向けて小学校6年理科「自然とともに生きる」を探究的に学習できる授業のあり方を検討することとし、校庭の緑地環境や水環境の成り立ちを主体的に考える授業を企画・実践した。三重大学教育学部附属小学校との連携授業として行い、1学期を通じた継続的な授業として実施した。
教員研修としては、三重県教育委員会およびみえ森づくりサポートセンターと連携し、教職員対象の森林環境教育研修を1回実施した。また、授業モデルの普及を進めるために、2月に三重大学で開催された三重CSTシンポジウムにおいて森林教育のセッションを企画・実施し、県内の小中学校の教員および教育関係者54名の参加を得た。
以上のことから、二年目の計画は実現できており、次年度の授業モデル改善とさらなる実践等に向けた準備ができていると考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画通り、森林の炭素蓄積機能・森林資源の循環利用との関連を明確にした授業実践を行うことができ、効果を検証するためのアンケート調査も実施できた。また、教員研修等での実践や普及も進めることができており、おおむね順調に進展していると判断している。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、まず、前年度に行った小学校2校での授業実践のアンケート結果等を分析し、森林の炭素蓄積機能・森林資源の循環利用に関する授業モデルの改善を行う。改善した授業モデルをもとに実践を重ね、教育現場に導入する上での課題の解決を検討する。また、引き続き教員研修での実践も行い、小学校での実践結果と合わせて効果を検証し、改善を図る。さらに、先進的な環境教育等の取組みを実施している自治体や学校の視察を行う。また、前年度までの成果をとりまとめて環境教育系の学会での発表を行うとともに、学術論文の執筆を行う。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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