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「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現する読書会型単元学習の開発研究

Research Project

Project/Area Number 22K02669
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
Research InstitutionKansai University of Welfare Sciences

Principal Investigator

吉岡 尚孝  関西福祉科学大学, 教育学部, 講師 (60885309)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀田 千絵  奈良教育大学, 教職開発講座, 准教授 (00548117)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords個別最適な学び / 協働的な学び / 読書会 / 読者反応理論 / 読解方略 / 「主体的・対話的で深い学び」 / 題材(テーマ) / 文学的な文章 / 小学校国語 / 読むこと / 対話 / 「個別最適な学び」と「協働的な学び」
Outline of Research at the Start

本研究の目的は、本や作品をグループで読み、交流する読書会を活動の中心とした「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を実現する小学校国語科における「読書会型単元学習」の開発とその授業実践によって「自立した読者」を育むことを目指した「読むこと」の学びの過程の理論化にある。
1年目は主に小学校低学年、2年目は中学年、3年目は高学年における読書会型単元のテーマ(題材)の検討と実証を行い、4年目は縦断的検討による資質・能力の変容の検証と小学校読書会型単元学習の構築をめざす。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、本や作品をグループで読み、交流する読書会を活動の中心とした「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を実現する小学校国語科における「読書会型単元学習」の開発とその授業実践によって「自立した読者」を育むことを目指した「読むこと」の学びの過程の理論化にある。その背景として、①他の読者と読みを交流することによって、読みの更新、発展、 深化が社会構成的になされること(Rosenblatt,1978; Bleich,1995; 田近,2003;山元,2016;Seymour,2020) 、 ②「読書会」は国語科の読解指導において有効なアプローチであり、自立した読者としての子ども(自分にぴったりくる本を選び、読み味わい、問い直し、読み続ける子)を育成するとともに、「読書会」を充実させていくことが読書指導において重要であると認識されながらも、その実践研究に基づく理論化の蓄積が乏しいことにあることを見出し、これらを解消すべく以下の3点を目的とした。① 教科書所収の文学教材を共通図書とし、関連する課題図書をそれぞれが選び交流する読書会型単元の開発の素地となるテーマの妥当性を検討することとした。② ①をもとに、「個の読み(「個別最適な学び」)」と「集団の読み(「協働的な学び」)」が一体的に充実・発展する実現可能な小学1年生から6年生の授業展開、学習方法としての読書会型単元学習を開発することとした。 ③ ②の実践と4年間の縦断的な検証により、自立した読者へむかう「読むこと」の学びの過程を理論化することにあった。
本年度は、前年度の成果をもとに読書会型単元の修正案を作成するとともに、ビアーズとプロストト(2013;山元,2018訳)の「6つの「道標」と「核となる問い」を参照に、子どもが立ち止まり、考えるための「道標」について検証した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究の目的は、これまで高学年以降を中心に進められてきた読書会型単元学習の在り方を、「個の読み(「個別最適な学び」)」と「集団の読み(「協働的な学び」)」という考え方に置換し、これらが一体的に充実・発展する実現可能な小学1年生から6年生の授業展開、学習方法としての読書会型単元学習を開発することにある。
すでに文献研究による低学年での読書会型単元学習の予備的な授業を試み、題材として「障害」「病気」「家族」をもとに、「個の読み(「個別最適な学び」)」と「集団の読み(「協働的な学び」)」の学習方法としての読書会型単元学習を開発を終えているが、授業の実際をとおした検証ができていないためである。

Strategy for Future Research Activity

本研究の目的は、本や作品をグループで読み、交流する読書会を活動の中心とした「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を実現する小学校国語科における「読書会型単元学習」の開発とその授業実践によって「自立した読者」を育むことを目指した「読むこと」の学びの過程の理論化にある。こうした自立した読者としての子どもの育成は、小学校入門期から持続的に検討されるべきであり、本研究は今後、特に小学校1年生において、題材としての「障害」「病気」「家族」をもとに、「個の読み(「個別最適な学び」)」と「集団の読み(「協働的な学び」)」の学習方法としての読書会型単元学習の検証を進めていくこととしている。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 小学校国語科で読む「障害」―「障害」をテーマとした読書単元の構想と立案―2022

    • Author(s)
      吉岡尚孝・堀田千絵
    • Journal Title

      教科書フォーラム:中研紀要

      Volume: 23 Pages: 3449-3449

    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 国語教科書における〈病気〉という題材―「いのち」と出あう小学校国語科授業実践にむけて―2022

    • Author(s)
      吉岡尚孝
    • Organizer
      第143回全国大学国語教育学会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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