Project/Area Number |
22K02695
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | Shonan Institute of Technology |
Principal Investigator |
原 圭寛 湘南工科大学, 工学部, 講師 (30779880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五島 敦子 南山大学, 教職センター, 教授 (50442223)
間篠 剛留 日本大学, 文理学部, 准教授 (90756595)
原田 早春 武蔵野学院大学, 国際コミュニケーション学部, 助教 (10924607)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 高等教育史 / アメリカ / 高等教育 / 歴史 / ヒストリオグラフィ |
Outline of Research at the Start |
本研究課題は、最新の研究に基づいたアメリカ高等教育史通史の翻訳出版を行ったうえで、これを基に近年(2008年以降)のアメリカ高等教育史研究のレビューを行うことで、これまで研究や政策形成の前提となってきたアメリカ高等教育(史)観を見直し、これらの質の向上に資するような知見を提供することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アメリカ高等教育のヒストリオグラフィの構築を試みるものである。具体的には、研究大学を偏重する一面的な進歩史観を修正し、「多様性」に焦点をあてた複眼的な解釈を提起する歴史学研究法を検討する。その理由は、現在の日本の高等教育研究が、時代遅れの偏った歴史認識に依拠したまま、アメリカの研究大学に近代化モデルを追い求めてきた結果、日本の高等教育システムが大衆化についていけずに制度疲労を起こしているからである。この状態から脱却するためには、すでに大衆化した日本の高等教育の実情に合う政策が必要であり、その際に参照されてきたアメリカ・モデルの歴史認識を修正する必要がある。 このような問題意識のもと、研究1年目の令和4年度は、最新のアメリカ高等教育史通史のひとつであるロジャー・ガイガー著(2016)『アメリカ高等教育史』の翻訳を行った。本著はハーバードの創立から1945年までを扱ったものであるが、主に17・18世紀の部分を研究協力者の小野里・藤井が、19世紀中の部分を研究代表者の原と研究分担者の原田が、19世紀末から20世紀以降の部分を研究分担者の五島・間篠が担当し、翻訳及び校正を進めていった。 計画では令和4年度中に上記翻訳書を出版の予定ではあったが、出版社がCOVID-19の影響で一時作業を停止せざるを得ない状況となったため、計画を組みなおした。現在の予定では令和5年5月中の刊行を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で出版社側の作業が一時停止したため。その後は問題なく作業が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
ガイガー(2016)の校正と、ガイガー(2019)の翻訳を同時に進めていき、令和5年度中はほぼこのままの遅れの状態で作業を進め、令和6年度中に本来の計画に戻すことを目標とする。
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