Project/Area Number |
22K02771
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
加藤 哲則 愛媛大学, 教育学部, 教授 (90510199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 聡大 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00444654)
川田 拓 東北大学, 情報科学研究科, 特任助教 (10907455)
冨田 享子 (神井享子) 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (70908920)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 学齢聴覚障害児童 / 日本語読み能力 / 学習到達度 / 包括的領域別読み能力検査 / 特別支援学校(聴覚障害) / 授業づくり / 教員との協働 |
Outline of Research at the Start |
学齢聴覚障害児の日本語読み能力の評価を実施し,対象児へのフィードバックを行うと共に,日本語読み能力向上と学力向上に向けた指導プログラムの開発・実践・検証を行う。 そのために指導に当たる特別支援学校教員との協働により,授業づくりを含めた実践研究を行い,これまでのボトムアップによる読みではない新たな指導プログラムの開発と,令和の日本型学校教育の実現に向けた個別最適な学びについて検討を加えることで,理論と実践の往還を基盤とした学齢聴覚障害児の個別最適な学びを支える日本語読み能力の向上と特別支援学校(聴覚障害)の授業改善に寄与する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,学齢聴覚障害児の日本語読み能力の評価を実施し,対象児へのフィードバックを行うと共に,日本語読み能力向上と学力向上に向けた指導プログラムの開発・実践・検証を行うことが目的である。実際に指導に当たる特別支援学校の教員との協働により,これまでのボトムアップによる読みだけではない新たな指導プログラムの開発と令和の日本型学校教育の実現に向けた学びの個別最適化が必要である。そのため,学齢聴覚障害児のCARDによる日本語読み能力の評価を基に,エビデンスに基づいた日本語読み能力向上への指導の展開が必要であり,こうした理論と実践の往還の具現化のために,協力が得られた特別支援学校(聴覚障害者)を対象に,授業づくりを含めた実践研究を行っている。 2年目は,特別支援学校(聴覚障害)の教員との協働による日本語読み能力向上と学力向上のための指導プログラムの開発・授業改善の実践・検証のために,全国の特別支援学校(聴覚障害)で研究協力の得られた2校を対象に,読み能力評価として包括的領域別読み能力検査:CARDと学習到達度評価として標準学力検査(NRT)による評価を実施し,前年度の結果と今年度実施分の検査の採点作業と結果の分析作業を行っている。 これらの結果を協力校へフィードバックし,それを基にした自立活動や教科の授業における読み能力を向上する授業づくり・主体的・対話的な深い学びと個別・最適化の学びに向けた授業改善野ためのICTを活用したオンラインによる遠隔授業研究が実施できるように機材を整備した。それを元に対象児童のケースカンファを行った。次年度は,順次授業研究を実施するように日程調整を進めて,教員と協働による授業作りを行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点では,研究協力校と機材等の整備が完了し,日本語読み能力検査や学習到達度の評価を共有して,授業研究を行う環境が整っていると考えられる。そのために概ね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力校の教員との連絡調整並びに研究授業の実施等で過度の負担とならないよう,連絡を密にして実施していく必要がある。
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