Clinical Usefulness of Oral Diadochokinesis for the Evaluation of Developmental Coordination Disorder
Project/Area Number |
22K02774
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
|
Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
小畠 理恵子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (00845159)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 由嗣 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (60280210)
堀江 真由美 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (90310862)
飯田 忠行 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (50290549)
中井 昭夫 武庫川女子大学, 教育研究所, 教授 (50240784)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 発達性協調運動障害 / 口腔交互反復運動 / 教示方法 / 最大反復速度 / DCDQ日本語版 / 構音反復速度 / 構音反復リズム |
Outline of Research at the Start |
発達性協調運動障害(Developmental Coordination Disorder:DCD)は,神経発達障害/神経発達症の一つであり,子どもの様々な発達に大きな影響を及ぼすため,早期の気づきと介入の必要性が高まっている。本研究では,言語聴覚士の臨床で用いられる口腔交互反復運動(Oral Diadochokinesis)検査を,DCDのスクリーニングやサブタイプ分類の指標のひとつとして用いることが可能かどうか明らかにすることを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,口腔交互反復運動(Oral Diadochokinesis : OD)検査を発声発語器官の協調運動を評価する指標の一つとして捉え,OD検査が発達性協調運動障害(Developmental Coordination Disorder:DCD)をスクリーニングするための鑑別指標となり得るか明らかにすることを目的としている。 OD検査とは,/pa/など特定の音節をできるだけ速く繰り返し構音させ,一定時間内における反復回数を測定するものである。OD検査の一般的な教示方法として,口頭指示および検査者によるデモンストレーションが行われるが,子どもを対象とした場合には,一般的な教示方法では最大能力を引き出すことが困難という指摘がある。そこで,第一に,実施方法が簡便であるOD検査の特徴を損なわず,子どもの最大能力を引き出す教示方法について検討した。対象は定型発達の年長児(5~6歳,46名)であり,教示として提示する音声モデルの速度が課題遂行に及ぼす影響を検討した。音声モデルの速度として,幼児の平均的なOD速度と,幼児の平均速度を明らかに上回る成人の平均的なOD速度の2種を設定した。分析は,言語聴覚士による聴覚的評価および音響分析を用いた。その結果,幼児を対象にしたOD検査において,幼児の能力を上回るOD速度の音声モデルの提示が,幼児の能力をより引き出すために有用であることが示された。 DCDのある児では,OD検査のように,できるだけ速くという負荷条件下では,協調不全が顕在化し,反復リズムの安定性が保持できなくなる可能性が考えられる。従って,第二に,本研究で得られた子どもの能力をより引き出すことができる教示方法を用いて,学齢児の各年代のOD速度および反復リズムの安定性を明らかにし,DCDとの関連について検討する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
学齢児に口腔交互反復運動(Oral Diadochokinesis : OD)検査を実施するにあたり,第一に,幼児を対象として子どもの最大能力を引き出す教示方法について検討し,OD検査の検査法の確立を試みた。
|
Strategy for Future Research Activity |
学齢児を対象として口腔交互反復運動(Oral Diadochokinesis : OD)検査を実施し,学齢児のOD速度および反復リズムの安定性を明らかにする。発達性協調運動障害(Developmental Coordination Disorder:DCD)に関する質問紙を用いて協調の発達について評価し,ODとDCDの関連を検討する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)