非侵襲計測機器データを活用した教授スキル改善のための評価基準策定
Project/Area Number |
22K02801
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology (2023) The University of Tokyo (2022) |
Principal Investigator |
小林 雄志 九州工業大学, 学習教育センター, 准教授 (50549491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤田 中 香川大学, 創造工学部, 准教授 (40633095)
松林 武生 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 研究員 (20549464)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | オンライン授業 / 可視化 / 授業評価 / 教授スキル / SCOT / オブザベーションレポート / ティーチングアナリティクス / マルチモーダルラーニングアナリティクス / 授業改善 / 視線計測 / ウェアラブルデバイス / FD |
Outline of Research at the Start |
近年、ウェアラブル機器等の発達により、ヒトの心拍や視線、身体動作等を非侵襲的に計測することが容易になり、教育分野においても、教員や学生の活動を計測するシステムの研究・開発が急速に進められている。しかしながら、これらの多くはシステム構築に主眼がおかれ、計測データの活用法、特に教員の教授スキル改善手法についてはほとんど検討されてきておらず、改善のために参照すべき基準値も不明なままであった。そこで本研究では、非侵襲計測機器にて計測される、授業中の大学教員の教授行動(身体動作等)・生理応答データについて、これらを教授スキル改善に活用する際に参照可能な、評価基準値を明らかにしていく。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、ヒトの心拍や視線、身体動作等を非侵襲的に計測することが容易になり、教育分野においても、教員や学生の活動を計測するシステムの研究・開発が急速に進められている。しかしながら、これらの多くはシステム構築に主眼がおかれ、計測データの活用法、特に教員の教授スキル改善手法についてはほとんど検討されてきておらず、改善のために参照すべき基準値も不明なままであった。そこで本研究では、非侵襲計測機器にて計測される、授業中の大学教員の教授行動(身体動作等)・生理応答データについて、これらを教授スキル改善に活用する際に参照可能な、評価基準値を明らかにすることを目的とした。 2023年度については、前年度から開発を行っている授業アーカイブ分析システムについて、発話活動の可視化機能等の効果検証を実施した。具体的には、対面でのグループワークなどを含む授業の様子をビデオ撮影し、当該システムによってその動画の分析を行った。その結果、対面でのグループワークなどの発話活動を含む授業評価に必要な情報を容易にグラフ化できることが確認された。これにより、アーカイブを保持する授業においては、教員の教授行動に対して迅速かつ客観的な評価・フィードバックを実施できるようになる可能性が示唆された。また、今回の検証では撮影範囲が限定的であったため、撮影時に教室全体を捉えるカメラを追加することで、当該システムがより効果的に機能する可能性も示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画どおり、オンライン授業における教員の教授行動のデータ取得ができているため、おおむね順調に進展しているといえる。また、この計測の流れを半自動化する仕組みを構築し、その効果についても有効性が確認されるなどの成果もあげることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度については、授業アーカイブから抽出するデータの範囲を広げることや、ウェアラブルデバイスなどの計測機器を用いたデータ取得を行うことで、教授行動の評価に有用な情報のさらなる探索を進める予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)