オンデマンド型講義における受講者の受講動作と理解度の関係解明に関する研究
Project/Area Number |
22K02813
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
渡邊 栄治 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (20220866)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾関 孝史 福山大学, 工学部, 教授 (40299300)
小濱 剛 近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (90295577)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | ビデオ講義 / 講師 / 受講者 / ログ分析 / 動作 / 相互作用 / オンデマンド型講義 / 受講動作 / 理解度 |
Outline of Research at the Start |
コロナ禍の影響により,大学などの教育機関において,ビデオ講義を受講する「オンデマンド型講義」が実施されている.その際,受講者の理解度を把握するためにレポートなどを課しているが,「学習過程」としての受講者の受講状況を定量的に把握することが困難である場合が多く,その改善が望まれる.本研究では,「オンデマンド型講義」における受講動作 (ビデオ操作,ノーティングなど) と受講者の理解度 (ノートやレポート内容など) の関係を明確にすることである.得られた研究成果を,講師や受講者にフィードバックすることにより,粒度の細かい教育やビデオ講義の改善が期待される.
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の研究計画は,講義ビデオに対する操作ログの抽出と時系列モデリングを行うことであった.具体的には,(a) 講義ビデオに対する受講者の操作 (再生,一時停止,後戻り,早送り) ログを抽出するための手法の構築,(b) 抽出された受講者の操作ログに対する時系列分析を行うことにより,操作ログに対する特徴量の抽出であった. 上記の研究目的に対して,3件の発表を行った.まず,発表-1「講義や自習における学習ログの分析 (第2報)」において,自習における受講者の操作ログ (主としてノーティング動作) の検出方法および分析手法を提案し,実データに対する分析を行った.つぎに,発表-2「文章作成における画面推移の分析」において,文章要約を課題とした環境下において,受講者の画面操作ログの検出方法および分析手法を提案し,実データに対する分析に適用し,画面の操作ログと要約の評価との関係について検討を行った.さらに,発表-3「講義における講師と受講者の相互作用の分析 (第6報)」および「講義における講師と受講者の相互作用の分析 (第7報)」において,オンデマンド型講義を想定し,ビデオ講義における講師の動作 (板書/説明) と受講者の動作 (説明を聞く/ノートを取る) に対する時系列分析および双方の動作における相互作用を分析するための時系列モデルを構築した.さらに,時系列モデルの係数および微係数に基づき相互作用の定量化を行った. 特に,受講者の操作ログの分析や受講者の受講動作に対する時系列分析手法の構築に成果をあげた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響により,2022年度はビデオ操作実験に参加可能な被験者数が少なく,実験結果に対する信頼性について更なるデータ収集が必要であるため.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,2022年度「ビデオ操作」に関する実験を行うとともに,2023年度「オンデマンド型講義」に関する実験 (受講者の頭部やての動作の検出) を行い,実験結果に対する信頼性の向上を図る.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)