仮想現実とアイトラッキングを活用したろう学校での研修・学習支援方法の研究
Project/Area Number |
22K02842
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中瀬 浩一 同志社大学, 免許資格課程センター, 教授 (20369309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 翔 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (90707168)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | ろう学校 / 仮想現実 / アイトラッキング / 研修 / 支援 |
Outline of Research at the Start |
ろう学校では視覚的な支援が必須とされ、視覚的な教材の提示や指導時における伝え方が重要とされている。本研究では、仮想現実(VR)とアイトラッキングを組み合わせたバーチャルな空間によるろう学校教員の研修ツールが視線配布への意識向上や授業力の向上に寄与するかを検証する。さらに、アイトラッキング装置の装着準備の課題などでこれまで実施できなかったろう学校児童生徒へも活用し、注意を喚起する必要がある学習場面(例、登下校時の交通安全や校舎内での階段などの死角になりやすい場所)での視線の配布の仕方を学ぶ学習ツールとしての活用の可能性を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
初年度の大半(2022年10月ごろまで)は、仮想現実(VR)とアイトラッキング機能を組み込んだシステムの導入をするための、機器・ソフトの選定を行った。目的とする研究に活かせるためにはどのようなシステムが必要かを検討することにかなりの苦慮した。特に、これまでの科研費研究で行ってきたアイトラッキング研究を仮想現実(VR)で実現するための方策について、複数のメーカーとの調整にかなり時間を要した。その後、選定したメーカーの解析ソフトに合致するソフトや装置などを購入し、研究を始める基礎的な準備を整えることを行った。 研究協力校1校には年度当初に研究に協力を正式に依頼し承諾を得た。2022年後半からは、研究協力の教員とともに360度動画を撮影しVRでの再生・解析を行い、ソフトの改善点や、視線配布行動記録の解析方法について検討した。購入した360度カメラなどを用いてどのような撮影条件が本研究の目的を検討する上で必要なのかを試みることが始まったところである。具体的には、VRのための映像は、①360度撮影の静止画か動画か、②研修で用いるために適切な360度動画の撮影時間、③研修用動画・静止画の場面の選定基準、④評価について、である。 また、仮想現実(VR)の教員研修への活用について研究料高校とともに検討し、学会などで報告を行っている。以上のように、初年度は装置の選定・購入と研究の進め方についての研究協力校と調整が中心であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記に挙げた検討課題が新たに見つかったが、おおむね順調と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は下記の内容の検討を行うとともに、解析ソフトの改善を実施していく予定である。 VRのための映像は、360度撮影の静止画か動画か/研修で用いるために適切な360度動画の撮影時間/研修用動画・静止画の場面の選定基準/評価について 等
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)