プログラミングを位置づけSociety5.0を題材とする総合的な学習の時間の実践
Project/Area Number |
22K02855
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
長谷川 春生 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (80635144)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | プログラミング教育 / 総合的な学習の時間 / 小学校 / Society5.0 / STEAM教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,小学校の総合的な学習の時間において,Society5.0に関わる内容を題材として,他教科等の学習内容を有機的に関連させるSTEAM教育の視点を取り入れ,プログラミング体験を十分に位置付けた単元を開発・実践し,その成果を明らかにすることである。そして,開発した単元の指導計画,具体的な指導内容等を,総合的な学習の時間に位置付けたプログラミング教育等の実践例として,教育現場に提供することである。開発・実践する単元は,小学校学習指導要領(平成29年告示)の趣旨にも合致するものとなるようにし,教育現場における総合的な学習の時間の在り方の参考例にもなるようにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,小学校の総合的な学習の時間において,Society5.0に関わる内容を題材として,他教科等の学習内容を有機的に関連させるSTEAM教育の視点等を取り入れ,プログラミング体験を十分に位置付けた単元を開発・実践し,その成果を明らかにすることである。そして,その成果を基に,具体的な実践例を教育現場に提供することである。 1年目の2022年度(令和4年度)は,小学校第5学年総合的な学習の時間「未来を生きる私たちが考える明るい町づくり計画」の単元開発を行った。同時に,授業実施校の地域に関する教材研究,使用するプログラミングロボットの選定と動作確認,サンプルとなるプログラムの作成,プログラミングロボットを動かすための地域の拡大地図(6m×10m程度)の作成等を進めた。 開発した単元の目標は,①自分たちの住む市や町について調べたことを基に地域課題を見付ける,②プログラミングの意味や方法を知り意図したロボットの動きを実現させるために試行錯誤し仲間と協働的に学ぶよさに気付く,③プログラミング体験で学んだことを活用し課題解決に向けて主体的に取り組むことの3つである。 この単元は,「私たちが住む市や町について調べよう」「わくわくプログラミング体験」「提案します!私たちが考える明るいまちづくり計画」の3つの小単元から構成され,プログラミング体験が,総合的な学習の時間における探究的な学習の過程に位置付くものとなるようにしている。未来の町づくりを交通の視点等から考えて提案していくため,地域の拡大地図の上を,自動運転の自動車等としてプログラミングロボットを動かす。こうすることにより,児童自身がその交通を具体的にイメージしたり,このことに詳しいゲストティーチャーや保護者に提案する際に活用したりできるようにする。 この単元について2023年度(令和5年度)に授業実践を行い,研究を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定どおり単元の開発を行い,授業実践に関わる準備を進めることができた。また,その内容について研究会で発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度(令和4年度)に開発した単元について授業実践を行い,その結果について評価し,分析・検討する。その際,この単元における探究的な学習がプログラミングへの意欲を高めるものとなっていたか,プログラミングが探究的な学習を進める上で役立つものであったか,学習活動全体を通して地域の未来について十分に学びを深めることができたか等を中心に分析・検討を進める。得られた研究成果は,学会等において発表するとともに,論文としてまとめる。 また,小学校において,ドローン等を活用し,地域の災害等を防ぐための取組をしている企業と協力し,ドローンのプログラミングを取り入れると同時に,地域を理解し,地域の未来を考えることができる単元を開発,実践する。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)