Project/Area Number |
22K02925
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
北庄司 信之 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80278100)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹俣 一也 金沢工業大学, 教育支援機構, 教授 (50167491)
南出 章幸 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (20259849)
藤島 悟志 国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (10411787)
山本 敏幸 関西国際大学, 社会学部, 教授 (50367439)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Keywords | 出前講座 / 情報教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究では大学・高専が児童生徒に提供する出前講座の運営支援について検討する。出前講座といっても児童生徒の正課授業に対するものか、または正課外活動に対するものかによってその講座の運用支援は異なってくる。また、学生企画による出前講座は学生にとって高次アクティブラーニング・教育プログラムとなる。大学・高専による出前講座は地域貢献活動の一環として実施される場合もあり、受講する児童生徒にとっては講座が連携している方がよいこともある。本研究ではそれらの状況を考慮しながら出前講座の運営支援システム構築について検討していく。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は複数の大学や研究室または学生主体の地域貢献プロジェクト活動などによって実施される地域の高等学校や中学校・小学校に対する出前講座を円滑に運用していくためのシステム構築に関するものである。出前講座の提供者が対象となる児童生徒がこれまでどのような出前講座を体験したかなどの情報を事前に知る機会がない場合、一過性の楽しかった体験学習を提供するだけで終わることが考えられる。もし同じクラスの児童生徒が異なる大学などから複数回の独立した出前講座を受け、さらにその出前講座の運用に連携がないならば児童生徒に複数回の楽しい思い出を提供するだけになってしまう。そこでこの非連携な出前講座に『つながり』に持たせることで、ひとつの出前講座プログラムとして児童生徒に提供できる仕組みが構築できないかについて、本研究では検討していく。 今年度は昨年度に引き続き本研究グループ内のメンバーで出前講座を実施し、その実践を通して講座記録として有効な情報を精査した。出前講座実施について石川県内の科学館(加賀市:中谷宇吉郎雪の科学館、能登町:星の観察館満天星)を訪問し、実施内容について説明した。講座内容についてはプログラミング思考育成に関する内容に加え、惑星科学などの宇宙をテーマにした講座について検討した。中谷宇吉郎雪の科学館において、小学校1-2年生については地域との関わりとプログラミングの講座を連結させた。小学校3-4年生についてはゲームを制作する講座を実施した。小学校5-6年生および中学生についてはデータサイエンスの講座を実施した。この講座では大人の参加もあり、データサイエンスに対する関心の高さが分かった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
出前講座の実施は特にトラブルなく順調に終えることができたためである。また、講座で活用する機材についても年度内に納品され、次年度の活用のための準備が進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の予定どおりに推進する。次年度は今年度に引き続き出前講座を実施し、出前講座に連結性をもたせるための情報提供について検討する。またデータサイエンス系の講座に加え、宇宙についての講座を検討する。そこで国立天文台4次元宇宙シアターのコンテンツを活用した惑星科学入門講座を検討する。このコンテンツでは3D投影機材の仕組みについても学ぶことができる。同じコンテンツを使っても講座担当者の着眼点の違いによって説明に個性が反映される点も興味深いものとなる。非連携な出前講座に『つながり』を持たせていく。
|