Project/Area Number |
22K02997
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
榎本 哲士 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (60758811)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 代数的思考 / Lack of Closure / 数学的記号 / 学習者の視線 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,代数的思考を育成する学習指導の原理を明らかにするために,事象を探究する過程において学習者の代数的思考を捉え,学習者の視線に着目してその思考を分析・評価する方法を明らかする。代数的思考の分析と評価にあたっては,事象の探究過程のうち,事象を観察し規則性を発見する局面,発見した規則性を数学的な記号で表現する局面,数学的な記号を用いて事象を分析する局面に焦点を当て,それら局面における学習者の発話,行為に加えて視線を計測し,探究過程と合わせてその注視点の動きを時系列で分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
数学学習において学習者は,事象からみいだした特徴を記号や文字を用いて式に表し,その式を変形することで,それまでには知覚することのできなかった事象の持つ他の特徴を把握することができるようになる.それにより,学習者は高次の思考を進められるようになる. 本研究は,このように数学の記号と式を駆使しながら思考する学習者の性向を学習者の視線に着目しながら分析する.それゆえ,代数的思考に関する研究としてKaput(2008),Usiskin(1999)をレビュ―するとともに,形式的操作による思考に関する心理学研究であるCollis(1974),Lunzer(1973)をレビュ―した。CollisとLunzerは,具体的操作による思考が形式的操作による思考へ発達するための条件として「Acceptance of Lack of Closure(以下,ALC)」を規定した。CollisとLunzerの述べるALCとは,「結論の出ないデータに直面したときに,早まった推論をしないようにする能力」のことで,ネオピアジェ派である彼らによってPiagetの二次操作と関連付けて説明された。すなわち,ALCは,式に対して操作した結果を捉え,その意味を考えることと関連する。 本研究では,これまで学習者の操作として外化された思考を,学習者の視線も加えて分析する。それゆえ,式を操作した結果を事象に照らして捉え,その意味を考える際の学習者の思考を生起させるために,Kaputらの述べる代数的思考の特徴を含み,ALCにかかわって「結論の出ない状況」を設定した教材を開発した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
学習者の思考を顕在化させるための教材の開発を進めるとともに,学習者の視線を測定するために必要な器材を準備することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
開発した教材を用いた教授実験を計画,実施する。学習者の視線データを含め分析する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)