Design of science teaching strategies aimed at implementing 'integration' in the Society 5.0 era
Project/Area Number |
22K03006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
野添 生 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 教授 (20751952)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 理科指導方略 / 融合化 / Society5.0 / STEAM / Society 5.0 / 科学技術が関連する社会的諸問題(SSI) |
Outline of Research at the Start |
本研究は、実社会・実生活の中で正しい情報を探し出して科学的根拠に基づきながらデータや証拠を分析する力や、科学的知識が構築・更新されるプロセスを理解して科学技術の功罪を見極める力といった資質・能力を育成するために、「融合化」を中核的概念として位置付けた新たな理科指導方略をデザインすることを目指していく研究である。また、本研究は日本の学校教育の文脈や文化性を意識することにより、令和の日本型学校教育に調和した実装可能な理科指導方略のデザイン研究という学術的特色も兼ね備えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は到来するSociety5.0時代を見据えて、物理・化学・生物・地学の専門分化した既存の科目を「つなぐ」という視座から再考することを通して、日本型の新しい理科指導方略を理論的・実証的にデザインしていくことを目的としている。具体的には、科学技術に対する眼識とグローバルマインドを兼ね備えることや、新たな社会課題の構造と機能を理解・分析し、あらゆる矛盾や葛藤と向き合いながら、他者と協働的に難題を解決できる資質・能力を育成することのできる日本型学校教育に実装可能な理科指導方略について知見や示唆を得ることを目指している。 本年度は、小学校段階における日英の比較教科書分析と中学校における工学的プラクティスを取り入れたSTEAM型授業開発を行った。STEAM Activityの視座から理科(科学)カリキュラムの検討を行った結果、日本の初等理科カリキュラムが子どもの感覚を科学的概念の形成につなげる活動や科学性質を活用する活動に重点を置いている一方、イギリスの初等科学カリキュラムでは、科学の枠を超えてアートやデザインといったアプローチから創造性を発揮させる活動に重点を置いている特徴が明らかとなった。また、中学校のSTEAM型授業デザインでは、中学1年生の単元「音の性質」について理科・数学・技術の教員が連携し、具体的な製作物(蓄音機)の創造を通じて問題解決を図ることを到達目標とする学習プログラム(9時間)を開発し、試行実践することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究計画に基づいて研究が順調に進められており、これらはおおむね予定通りに進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度の研究計画に従い、実践的アプローチとして授業実践データの記録・整理、理論的アプローチとして「SSI」や「STEAM」の分析を引き続き相補的に推進していく。得られた研究成果は、国内外の学術界や科学技術・社会に向けて、積極的に広く発信していく。
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Report
(2 results)
Research Products
(18 results)