Project/Area Number |
22K03025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | University of Tsukuba (2023) Meisei University (2022) |
Principal Investigator |
尾野 裕美 筑波大学, 人間系, 准教授 (20754469)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 男性の育児休業 / ネガティブ感情 / 上司 / 同僚 / ダイバーシティ / 公平性 / ワーク・ライフ・バランス |
Outline of Research at the Start |
研究1では、長期育休を取得する男性に対する上司のネガティブ感情の変化プロセスを検討するため、男性部下が長期育休を取得したという経験をもつ管理職を対象としたインタビュー調査を行う。研究2では、長期育休を取得する男性に対する同僚のネガティブ感情の変化プロセスを検討するため、男性同僚が長期育休を取得したという経験をもつ就業者を対象としたインタビュー調査を行う。研究3では、研究1の知見に基づき、長期育休を取得する男性に対する上司のネガティブ感情とその規定因に関する実証研究を行い、研究4では、研究2の知見に基づき、長期育休を取得する男性に対する同僚のネガティブ感情とその規定因に関する実証研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年に男性の育児休業(以下、育休と略す)を促す改正育児・介護休業法が成立し、国をあげて男性の育休取得を推進する機運が高まっている。一方で、企業が男性の育休取得を推進するなかで社内に不公平感が生じるという問題が示唆されている(尾野,2020)。本研究では、長期育休を取得する男性の上司や同僚に焦点を当て、長期育休を取得する男性に対して抱くネガティブ感情を解明し、その変化プロセスや規定因について明らかにすることを目的とする。 初年度である2022年度は、「長期育休を取得する男性に対する上司のネガティブ感情の変化プロセスに関する探索的検討(研究1)」を実施した。具体的には、民間企業において直属の男性部下が1ヶ月以上の育休を取得したという経験をもつ者14名を対象としたインタビューに基づき分析を行い、男性部下の長期育児休業を通した上司の心理や行動について明らかにした。また、「長期育休を取得する男性に対する同僚のネガティブ感情の変化プロセスに関する探索的検討(研究2)」も実施した。具体的には、民間企業において同僚の男性が1ヶ月以上の育休を取得したという経験をもつ12名を対象としたインタビュー調査を行った。インタビューでは、男性の同僚が長期育休を取得したときを想起してもらい、育休前、育休中、復職後それぞれの時期における考え方や気持ちの変化について聞き取った。 2023年度は、研究1の知見に基づき「男性部下の長期育休に対するネガティブ感情に影響を及ぼす要因(研究3)」に着手し、民間企業に就業する30代から50代の部下あり管理職400名を対象にWebパネル調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り、研究3の調査実施まで完了したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は研究3で収集したデータを分析して論文として投稿し、2025年度は研究4に取り組む予定である。
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