大学生のためのICTを活用した総合的セルフケアプログラムの開発と実践
Project/Area Number |
22K03109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
西垣 悦代 関西医科大学, 医学部, 教授 (70156058)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ポジティブ心理学 / ウェルビーイング / マインドフルネス / メンタルヘルス / 医学生 / 大学生新入生 / COVID-19 / 大学生 / レジリエンス / 健康増進 / ストレスマネジメント |
Outline of Research at the Start |
本研究はコロナ禍における大学生の心身のウェルビーイングを高めるために、狭義のストレスマネジメントの枠を超えた、食事・睡眠を含む心身の健康を予防的に高め、且つ、現在および将来の問題解決スキルを高めることのできる、セルフケアプログラムを作成することを目的として実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はコロナの影響で、当初予定していた研究活動が思うようにできなかったので、この状況下でも実施可能な、COVID-19下における大学生のメンタルヘルス調査の実施と解析、およびマインドフルネスをはじめとする瞑想法の研修、効果の測定、大学生向けのポジティブ心理学の英文書籍の翻訳を中心に行った。また編著書「コーチング心理学概論」の改訂第二版を出版し、日本REBT学会およびアカデミックコーチング学会の年次大会においてシンポジウムと講演を行った。 COVID-19下の大学生のメンタルヘルスについては、2020年から2021年までの3年間のデータを分析し、2020年と2021年の比較分析結果を日本医学教育学会および、European Health Psychology Conference(ウェブ参加)で発表し、2020年~2022年までの分析結果は論文投稿し、掲載された。 マインドフルネスについては、臨床瞑想法指導者講習を受講し、指導者資格を取得した。臨床瞑想法研究所主催の研修会においても発表を行った。医学生に対する実践の成果は「医学生のセルフケアとしてのマインドフルネス実習」として「医学教育」に掲載された。 編著書「コーチング心理学概論」を改訂し第二版を出版した。近年のコーチングの世界動向として、特にマインドフルネスとポジティブ心理学のコーチングに対する影響について詳述した。日本REBT学会では、関連企画として「コロナ禍におけるコーチング心理学の実践」と題する大会シンポジウムを、アカデミックコーチング学会の年次大会においては「コーチング心理学概論の背景」という講演を行った。大学生のレジリエンスとウェルビーイングを高めるための参考書としてFrom survival to thriveを翻訳中である。2023年度中に発行され、ポジティブ介入のテキストとしても使用する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定した研究がコロナの影響で実施が難しくなったため、研究の順序を入れ替え、マインドフルネスやメンタルヘルスの分析、および書籍の編集・出版準備を中心に行い、それなりに成果を上げることができた。機器の購入や国内外の学会出張を行わなかったので、研究費の執行は予定より少なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度はコロナによるさまざまな制限が緩和・撤廃されることが予想されるので、2022 年度に実施できなかった研究や成果発表がより順調に進むと期待している。具体的には、まず2022年度に行ったマインドフルネスの研究成果の発表を第8回国際ポジティブ心理学会議で発表することが決まった。また、心身の健康増進に関する介入において、食事記録、ストレスの生理指標のデータを取得し、分析すべく準備中である。さらにイローナ・ボニウェル博士の開発によるウェルビーイング介入プログラムに関するワークショップを受講する予定にしている。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)