Project/Area Number |
22K03145
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
山崎 勇 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (80554576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 洋 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (10262718)
高橋 徹 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (70313856)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ポストベンション / 自殺 / 大学生 / 大学 / ポストベンション対応マニュアル |
Outline of Research at the Start |
大学生の死因の第一位は自殺であり自殺予防対策には限界がある。そのため、学生相談においては自殺発生後の群発自殺の予防と心理的ケアを目的としたポストベンション対応が必要となる。だが、ポストベンション実施担当者が利用できるような実用的なマニュアルは存在しない。 本研究では、実際に発生した自殺事例に伴うポストベンションの記録から、発生直後の初動対応、計画段階で収集される情報、実際の対応、対象者の反応などを分析・整理する。次に、他大学の学生相談関係者の協力も得て対応の選択肢を増やし、各大学の実情に合わせて調整可能なひな形となるポストベンションマニュアルを開発する
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Outline of Annual Research Achievements |
信州大学で過去に発生した自殺既遂事例における対応に関する記録を基に、信州大学版のポストベンションマニュアルの作成を行った(研究計画書における第一段階)。本年度の研究実績は以下のとおりである。 ①信州大学における自殺のポストベンションの内容・方法に影響していた要因は、関係学生が特定できるか否か、学生に自殺学生の死亡に関する情報がどの程度伝わる可能性があるか、自殺学生の遺族・本人(遺書)による自殺の秘匿の意向といった要因に影響されることが示された。 ②関係学生に対するポストベンション面接記録から、自殺のポストベンションの個別面接では、「症状の確認」、「学生が置かれている状況」、「相談に関する話題」、「学生間のネットワーク」、「自殺の原因についての話題」といった内容が取り上げられることが明らかになった。また、自殺学生に対する感情は症状を重症化させる可能性が示唆された。 ③関係学生の心的外傷性ストレス症状に影響する要因として、「自殺の発見者であるか」、「自殺学生との関係性」、「対象学生自身の要因」、「性別」、「自殺発生日からの時間経過」が影響することが確認された。自殺発生日からの時間経過では、平均値では5-9日にはカットオフ値を下回り、95%信頼区間でも10-14日にはカットオフ値を下回ることが確認された。 ①はポストベンションの内容・方法の決定プロセス、②と③はポストベンションの個別面接の構造化、面接票の開発の基礎的な知見となる研究である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ポストベンションマニュアルの基礎となる信州大学における、ポストベンションの実施内容・方法の決定プロセスと、ポストベンションでの個別面接の構造化の基礎となる知見を得ることができた。現在、この知見から大学版ポストベンションマニュアルの原型となる信州大学版ポストベンションマニュアルの作成過程を行っている。学会での発表を積極的に行い、研究の次の段階に必要な他大学の協力への呼びかけも並行して行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度で現在作成中の信州大学版ポストベンションマニュアルを完成させ、これを基に今後は他大学の協力を得て大学版ポストベンションマニュアルへと修正・拡大していく予定である。大学における学生の自殺という問題を扱う研究のため、次の段階の研究に関する倫理審査を経て、協力校を募り大学におけるポストベンション対応についての調査を実施する予定である。協力校については学会発表などを通じて呼びかけを行っていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)