大学生の睡眠の状態把握および個別性の解明:複数指標によるリアルタイムアプローチ
Project/Area Number |
22K03156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Shokei Gakuin College |
Principal Investigator |
内田 知宏 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (30626875)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒澤 泰 茨城キリスト教大学, 生活科学部, 准教授 (00723694)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 主観的睡眠 / 客観的睡眠 / 大学生 / ウェアラブルデバイス / Fitbit / 心理的指標 / 睡眠 / 心理指標 / スマートバンド / スマートウォッチ / 複数指標 / リアルタイムデータ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、大学生の睡眠を質、量、位相の3次元で捉え、複数の指標(質問紙とスマートウォッチ)で同時測定することによって主観および客観の両面からリアルタイムデータにアプローチすることを試みる。また、1週間の連続データを収集し、睡眠の量、質、位相それぞれに現れる問題を個人の日常行動と照らし合わせながら検討していくことで、睡眠の個別性の解明にも迫る。
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Outline of Annual Research Achievements |
問題と目的:大学生は、時間割やサークル、アルバイトなどの予定を自分で決めることができる自由度の高い生活を送っている分、他の世代に比べて睡眠の問題が生じやすいと考えられている(Yeo et al., 2023)。そこで本研究は、大学生の睡眠について、質問紙による主観的な報告に加えて、ウェアラブルデバイスを用いて睡眠を測定することで客観的なデータを得、主観データと客観データの関係性について検討することを試みる。 方法:大学生および大学院生50名に対し、スマートフォン(Galaxy M23)、およびウェアラブルデバイス(Fitbit Charge 5)を貸出し、事前質問票への回答を求めた。以後1週間程度の測定期間内に、ウェアラブルデバイスを用いた睡眠データの毎日の計測、および簡易質問項目への回答を求めた。測定期間終了後、事後質問票を配布し、回答を求めた。 結果:対象者の平均総睡眠時間、平均就寝時刻、平均起床時刻を求めた。。これらの客観的に測定された総睡眠時間と主観的に報告された睡眠の量との間に有意な中程度の相関があることが確認された。また、精神的健康、特性不安、QOLは、客観的な総睡眠時間とは相関しなかったが、主観的な睡眠の量とは有意な中程度の相関を示していた。 考察:スマートバンドで大学生の睡眠の測定をすることで、大学生の睡眠習慣をより詳細に把握することができる可能性が示唆された。一方、自己報告睡眠は、睡眠に関する主観的な認知を捉えることができ、心理的苦痛やQOLとの相関が高いという結果は、健康転帰をみる上で重要な情報であるとも考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2023年度は50名の大学生および大学院生に対し調査を実施することができた。 また、この調査で得られた結果は、第36回総合病院精神医学会で発表することができた。 さらに、2024年1月末にはJapanese Psychological Researchの特集号 "Innovations in Clinical Psychological Science in the Era of Complexity: High-Definition Mental Health Care Through Digital-Human Integration"に投稿することができた。 2024年5月現在、1回目の査読が返ってきており、これに対応中である。順調にいけば、2024年度中の掲載が見込まれる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、目標にしていた50名に対し調査を実施することができた。2024年度はJapanese Psychological Researchに投稿中の論文の査読対応をすることを優先して行う。そのための英文校正費や論文掲載にかかる費用が見込まれる。 また、20名を目標として追加調査も行い、新たな変数、分析を加えて青年心理学会での発表を予定する。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)