Project/Area Number |
22K03160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
大月 友 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20508353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石津 憲一郎 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (40530142)
下田 芳幸 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (30510367)
国里 愛彦 専修大学, 人間科学部, 教授 (30613856)
桂川 泰典 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20613863)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 教師 / 心理的柔軟性 / ACT / アプリプログラム / バーンアウト / ワークエンゲージメント / メンタルヘルス |
Outline of Research at the Start |
本研究では、Acceptance & Commitment Therapy(ACT)を基盤として、教師特有の仕事に対する“価値”を重視しながら、適切なセルフケアをサポートするスマートフォンアプリを開発する。そのため、まずインタビュー調査やアンケート調査を行い、教師特有のメンタルヘルスのメカニズムを心理的柔軟性モデルの観点から明らかにしていく。そして、その知見を元にセルフケアプログラムを開発し、集合型研修においてその効果を検証する。さらに、その知見をもとにセルフケアプログラムの中身をアプリに実装し、アプリ開発を行い、その効果の検証も科学的に行なっていく予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、教師のメンタルヘルスに対するセルフケア用のACTアプリプログラムを開発することを目的としている。2年目である2023年度(令和5年度)は、2022年度(令和4年度)に引き続き、教師を対象とした調査研究、そして、教師用メンタルヘルスアプリ試用版の開発と評価を実施した。また、アプリ開発に先立ち、メンタルヘルスアプリの現状と課題について、文献調査を実施して、レビュー論文としてまとめた。 教師を対象とした調査においては、インタビュー調査法を用いて、教師特有の価値について聞き取りを行った。小学校もしくは中学校で教鞭をとる10名の現役教師を対象に、教師として大切にしたいことについて半構造化面接法を用いてインタビューを実施した。インタビュー結果はKJ法を援用しながらカテゴリー化され、2つの大カテゴリーと、5つの中カテゴリーに分類された。この結果は、今後、学会発表や論文化を予定している。 次に、教師用メンタルヘルスアプリの試用版を作成するにあたり、まず、メンタルヘルスアプリの現状と課題について文献調査を実施した。その結果、コロナ禍前からインターネット介入や遠隔心理支援、アプリ開発は世界的に盛んになされており、コロナ禍の影響でそれが大幅に進められている現状が明らかとなった。一方で、科学的根拠のはっきりしたアプリが少ないことや、利用者が何を指標にして数あるアプリから自分に適したものを選べば良いか不明な点、継続的な利用が難しくドロップアウトする者が少なくない点、セルフヘルプから専門家への支援への接続の問題など、多くの問題が残されていることが明らかになった。そして、これらのレビューをもとに、これまでの研究知見を踏まえて、メンタルヘルスアプリの試用版を作成した。そして、試用版の評価のために、現役の教師を対象としたデータ収集を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度に予定していた教師を対象としたインビュー調査が実施でき、また、アプリプログラムの試用版の作成まで辿り着けたことから、おおむね順調に進展していると評価できる。また、2023年度には、本研究課題に関連した複数の研究発表・論文発表が実施できたため、総合的におおむね順調であると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度(令和6年度)は、現在継続中のメンタルヘルスアプリ試用版の予備的な効果検証を取りまとめる。また、シングルケースデザインを用いた詳細な検討も実施していく予定である。これらの結果を通して、2024年度中にメンタルヘルスアプリの改良を行いたいと考えている。
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