精神病早期段階における患者家族間の相互作用メカニズム:疾患解釈スタイルに着目して
Project/Area Number |
22K03167
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
濱家 由美子 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教 (80622422)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 家族心理教育 / 早期精神病 / 統合失調症 |
Outline of Research at the Start |
精神病早期段階の治療では家族介入の重要性が強調されているが、患者および家族の抱える問題は多様で未解明な部分も多い。本研究では、多様な問題の中から特に『疾患に関する捉え方』に焦点化し、両者の持つ「精神病発症に至った経緯の解釈」と「疾患や予後についての捉え方」を評価して、そこでの異同が患者および家族の状態とどのように関連するのかの検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
精神病早期段階の治療においては心理社会的介入の重要性が強調されており、特に家族心理教育を中心とした家族介入のエビデンスは高く、早期精神病に関する英国の治療ガイドラインでも推奨されている。家族介入を有効に実施するためには患者および家族の問題の相互作用メカニズムを理解し、その相互作用を意識した戦略立てが役立つと考えられるが、現在のところそのメカニズムは未解明のままであり、患者と家族への介入も各々個別に行われているというのが現状である。 そのため、本研究では精神病を生涯で初めて体験した初回エピソード精神病(FEP)を対象とし、患者と家族の抱える多様な問題の中から「疾患に対する捉え方」に関する調査を行う。具体的には、両者の持つ「精神病発症に至った経緯の解釈」と「疾患や予後についての捉え方」を評価し、そこでの異同が患者および家族の状態とどのように関連するかの検討を行う。 本研究を通して、患者と家族の相互作用メカニズムの一部が解明されることは学術的意義があると同時に、患者と家族の双方を意識した効果的な心理社会的介入戦略の発展に貢献することが期待される。 今年度は、「疾患に対する捉え方」である「精神病を発症するに至った経緯の解釈」「疾患や予後に対する捉え方」を評価するための質問内容や、症状評価・機能評価・心理的側面の評価・認知的特徴の評価・スティグマなど、調査に使用する質問紙の精査を行い、患者および家族に対するインタビュー内容の検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属部署の異動に伴い研究体制が変更したため、当初の立案計画の予定通りの遂行がやや困難となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究体制を再度整え、患者と家族に対する調査内容を決定する。同時並行で東北大学医学部・医学系研究科倫理委員会への申請を行い、本調査に向けての準備を整える。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)