Project/Area Number |
22K03802
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 17050:Biogeosciences-related
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Research Institution | Kanagawa Prefectural Museum of Natural History |
Principal Investigator |
松本 涼子 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任学芸員 (00710138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 慎一 名古屋大学, 博物館, 講師 (30571236)
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Project Period (FY) |
2023-02-10 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 縫合様式 / 頭骨進化 / 捕食様式 / 応力解析 / 縫合線 / 形態進化 / 頭骨 / 四肢動物 |
Outline of Research at the Start |
頭骨は、複数の骨が様々な形式で組み合わさって構成される立体パズルである。頭骨の組み合わさり方(縫合様式)は、部位によって異なる。これらの縫合は、捕食等の際に頭骨を構成する骨と骨の間に生じる、ひずみを制御していると考えられる。この縫合面の形状とその分布は多様だが、中には分類群を超えた共通性も見られることから、頭骨にかかる力への構造的適応を反映していると予想される。そこで、本研究は四肢動物の頭骨の縫合パターンと、それらの機能的な特性を明らかにし、頭骨の構造進化の変遷を系統的に議論することを目的とする。本研究は、陸上へと進出を果たした四肢動物の頭骨進化と捕食様式の変遷を辿る糸口になると期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は四肢動物の頭骨の縫合パターンと、それらの機能的な特性を明らかにし、頭骨の構造進化の変遷を系統的に議論することを目的としたものである。この目的に従い、本研究では以下の仮説を検証する。1)縫合面の形状は、咬合時に生じる頭骨内のひずみの方向を反映する;2)咬合位置の違いは縫合様式に反映される。これらの検証には、頭骨全体の応力解析と、頭骨の組み合わさり方、縫合面の形状の把握、さらに歪み方向と補剛面の形状の比較といった段階を経る。今年度は、本研究の基礎データとなる多様な分類群の頭部をCT撮像を行なった。また、CT撮像データを立体構築するための新しい手法を学び、効率的なデータ処理を可能にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高解像度のCTに頻繁にアクセスできる機会が得られたため、本研究に必要なデータをほぼすべて収集することができた。データ処理の中で最も時間を要する個々の骨の分離については、自動で処理を行うことのできる新しいプログラムの使用方法を習得することができたため、今後の作業時間を短縮することが可能になった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度得られたCTデータの画像解析を行い、咬合時に頭骨内に分布する、ひずみ・応力方向を解析する。解析で扱った頭骨は、正中部分の頭骨パーツを外し、縫合面を顕にした状態で再度μCTを用いて再撮像を行い、縫合面の詳細な3D形状のデータを取得する。縫合面上の条線の深さ、密度に加え、ベクトルによって条線の向きを数値化し、左右の縫合の噛み合い度合いを定量的に示す
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