"Nifty Arm" A robot arm that will act on your behalf without teaching, that will help you without saying
Project/Area Number |
22K04034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 20020:Robotics and intelligent system-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松丸 隆文 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 教授 (10313933)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 人ロボット協調作業 / 半3次元物体 / 塑性変形 / 教示レス / RGB-Dセンサ / 6自由度マニピュレータ / 形状モデリング / 操作軌道 / ヒューマン・ロボット・インタラクション / 協調作業 / 協働作業 / 再現機能 / 支援機能 |
Outline of Research at the Start |
人の手とロボットアームの協調作業および協働作業のために,2つの課題に取り組む. (A)協調作業における再現機能: 物体の形状を変形加工する作業において,その場で具体的に教示をしなくとも,変形の前後を観察させるだけで,同じ作業をロボットに代行・再現させる.学術上の問題は,1)変形後の状態の認識と変形過程の推定(認識問題)と,2)ロボットによる作業工程の生成と再現(計画問題),である. (B)協働作業における支援機能: 人が両手でおこなう作業において,片方の手の役割をロボットアームに置き換え,その場で具体的に指示をしなくとも,人の手の動きに対応する支援の動作をロボットアームにさせる.
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Outline of Annual Research Achievements |
人の手とロボットアームの協調作業におけるロボットによる再現機能として,物体の形状を変形加工する作業において,その場で具体的に教示をしなくとも,変形の前後を観察させるだけで,同じ作業をロボットに代行・再現させる手法を研究している.2022(R4)年度は,半3次元可塑性物体の変形として,柔軟な地面に溝(うねりと深さや幅が変化する溝)を人が作る作業をロボットアームに代行させる手法を確立した.このために新たに次の3つの手法を提案した:(1)3次元表面点群の標識付け手法,(2)RANSAC (Random Sample Consensus)戦略に基づく変形の表現手法,(3)タスクベースの適応型周期動的モーション・プリミティブDMPに基づく操作軌道の生成手法. (1)3次元表面点群の標識付け手法においては,さらに良い結果を得るためには,円滑化パラメータや凹凸角パラメータを適切に設定することが必要になる.しかしここで確立された,点群データのセマンティックセグメンテーションなどの要素技術は,正確な設計図面がない現実世界におけるさまざまな3次元物体のモデリングに利用できる. (2)RANSAC戦略に基づく変形の表現手法は,物体表面のある領域単位でモデリングしているので,従来の形状プリミティブに基づく適合手法に比べて,より一般的な形状をもつ物体のモデリングが可能になる. (3)タスクベースの適応型周期動的モーション・プリミティブDMPに基づく操作軌道の生成手法は,例えば研磨タスクのような,他の準周期的運動タスクにも適用できる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の以前に,平面の折り畳み(折り紙),平坦で柔軟な物体(ハンドタオル)の変形(摘まみ上げ)を,変形の前後を観察させるだけでロボットに代行・再現させる手法を確立した.それらを発展させる課題として,2022年度は半3次元可塑性物体の変形(柔軟な地面に溝を作る作業)を対象として研究を進めた.そこでは,(1)3次元表面点群の標識付け手法,(2)RANSAC (Random Sample Consensus)戦略に基づく変形表現手法,(3)タスクベースの適応型周期動的モーション・プリミティブDMPに基づく操作軌道生成手法,の3つの技術を提案した. 変形の前後の物体の形状はRGB-Dセンサ(Microsoft製Azure Kinect)で計測され,2次元カラー画像と3次元深度画像とがシステムへの入力になる.手本とする物体変形(地面に作成された溝)に対して,6自由度ロボットアーム(Niryo製Niryo One)による再現形状と,人の手による再現形状とを比較する,検証実験を実施した.その結果より,提案した手法に基づくロボットによる作業形状が,人の手による作業形状に非常に近く,時にはより良い再現性能を発揮できることを確認した. これらの提案と結果を,学術専門誌にフルペーパとして投稿するために,原稿の準備を進めている.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,着実に研究を進捗させてゆく. 今後の研究の目標は,一般的な3次元物体のさまざまな変形に,対象とする物体変形作業を拡張することである.2022(R4)年度の半3次元物体における手法の延長として,より一般的な変形ケースを含むことができるスプライン周辺のバリエーションを設計し,使用するロボットの機能や性能に対応するモーション・プリミティブを開発する必要がある.
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)