Attractive characteristics of wind power generation facilities focusing on the rotation of wind turbines and landscape evaluation
Project/Area Number |
22K04348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 22050:Civil engineering plan and transportation engineering-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
平野 勝也 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (00271883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 裕一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (80312635)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 動的誘目性 / 風車の回転 / アイトラッキング / 風力発電施設 / 景観影響評価 / 誘目性 / 景観評価 |
Outline of Research at the Start |
研究では、視覚の認知メカニズムに基づき、「受動的注意」、「能動的注視」、「能動的注視の阻害」という3つの観点から、風力発電施設のもつ誘目性の基本的な性質を明らかにするとともに、今後策定されるべき風力発電施設の景観評価ガイドライン作成にあたっての基本的な方向性を示そうとするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までに実施した単純図形モデルによるアイトラッキングおよびドットプローブ試験、風景モデルによるアイトラッキング試験の実験結果をドラフト的にまとめてきたが、今年度は、そのデータを精査し直し、被験者間、刺激間でのさまざまなばらつきに対して、より厳密な結果となるように分析手法を見直した。さらに、昨年度まで研究の大きなフレームとしていた能動的注意と受動的注意に関して、概念的に、より厳密となるトップダウン処理、ボトムアップ処理として概念的な再整理することで、より認知科学的に明確になるようブラッシュアップを行なった。その結果、昨年度成果よりも、さらに厳密な成果としてまとめることができた。なおその成果は、土木学会論文集にも登載された。この成果等により、少なくとも動的誘目性によって、風力発電施設の風車が回転することで、風景鑑賞に干渉することが少なからず発生することが確かめられたことになる。動くものを見てしまうという基本的な誘目作用が取り入れられていない風力発電施設の環境影響評価を大きく考え直すための基礎情報を提供することができたと考える。その一方で、風景を模した刺激は、多種多様な構成要素や「意味」によって複雑に構成されているため、その刺激であったから風景鑑賞への干渉が起こったといった特殊性から抜けきれない。そうした刺激依存性を乗り越えるために、どのように刺激を調整し、一般的な特性や知見を導くべきか、課題が残っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
風景を模した刺激において、ベースとした刺激によって異なる反応が出る部分について、どのように刺激の統制をすべきか、複雑な認知の問題となるため、その整理及び適切な観点の発案ができておらず、足踏み状態にある。
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Strategy for Future Research Activity |
実際の風景をベースにすることにより。その刺激依存性をどのように統制して一般的に使える特性や知見としてまとめることができるか引き続き検討を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)