Project/Area Number |
22K04444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23020:Architectural environment and building equipment-related
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyota College |
Principal Investigator |
森上 伸也 豊田工業高等専門学校, 建築学科, 准教授 (50735107)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | ヒートショック / 被験者実験 / プレヒーティング / プレクーリング / 血圧変動 / 室内温熱環境 / 入浴事故 |
Outline of Research at the Start |
本研究では温熱環境が原因による死亡事故を未然に防ぐための実践的な対策の提案を目指して次のような項目を実施する。 ① 被験者実験による熱的な健康被害が生じるメカニズムと検証用データの測定 ② 数値解析による適切な温熱環境および実践的対策の提案 被験者実験や数値解析の条件は、冬期の入浴に関する温熱環境を想定して実施する。特に冬期の入浴に関する事故については居間と脱衣室および浴室の間における温熱環境の変動によるヒートショックや、熱い湯温と長い入浴時間によって生じる熱中症の2パターンがあるといわれている。身体をプレクーリングおよびプレヒーティングすることでこれらの熱的健康被害を予防する効果を見出す。
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Outline of Annual Research Achievements |
温熱環境が原因による死亡事故が増加傾向にある。家庭内における不慮の溺死および溺水による死亡者数は交通事故による死亡者数よりも多く、5,000人を超えている。家庭内の不慮の溺死は主に入浴時に生じており、喫緊の課題であるといえる。入浴中の急死は、体温上昇及び低血圧による意識障害のために出浴が困難になり、さらに体温が上昇して致死的になる病態(熱中症)と考えられている。冬季のヒートショック対策として建物の環境的要因については検討されているが、人体側から検討された研究は多くない。 本研究では身体のプレクーリングおよびプレヒーティングが人体温熱生理反応に与える影響を明らかにし、冬季における入浴事故の対策や夏季における熱中症対策を提案することを目的としている。温度差を伴う室間移動の直前に温かい飲み物や冷たい飲み物を被験者に摂取させた場合に、身体に与える影響を調べるために被験者実験を行った。2022年度の研究では冬季の実験に焦点をあて、居室を想定した26℃の部屋から非空調室である脱衣室を想定した14℃の部屋への室間移動を伴う被験者実験を行った。摂取物は移動直前に温かい麦茶、アイススラリー、温かい生姜湯とした条件と、対照として摂取なしの条件で実験を行った。実験の結果では、暖かい部屋から寒い部屋への移動時における血圧変動は温かい麦茶を直前に摂取した条件が血圧上昇を最も抑えられることがわかった。今後サンプル数を増加して、高齢者などでも効果があるか検証していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
想定していた被験者実験を実施し、有効な実験データの取得が完了した。今後はさらにサンプル数を増やしていき統計的な有意差を明らかにしていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
夏季の実験を行い、プレクーリングが熱中症リスクの低減効果に及ぼす影響を明らかにするために測定を行っていく予定である。また夏季と冬季における浴室等の実測を行い、現状を明らかにしていく予定である。
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