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機能性食物繊維による呼吸器粘膜アジュバント活性の検討

Research Project

Project/Area Number 22K05480
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 38050:Food sciences-related
Research InstitutionKagawa Nutrition University

Principal Investigator

石橋 健一  女子栄養大学, 栄養学部, 准教授 (20453805)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywordsグルカン / IgA / 粘膜免疫 / 食物繊維 / β-グルカン / アジュバント
Outline of Research at the Start

β-グルカンは,酵母などの微生物やキノコや海藻など身近な食材に含まれている食物繊維の一つである.しかしながら,β-グルカン経口摂取による粘膜免疫活性化,呼吸器粘膜免疫活性化について検討されていない.食物繊維であるβ-グルカンを摂取することによる共通粘膜免疫システムを介した腸管粘膜から肺粘膜へのアジュバント活性とそのメカニズムを検討する.それにより,感染防御に展開できる知見を得る.

Outline of Annual Research Achievements

β-1,3-グルカンは食物繊維としての機能や免疫向上機能等が期待されている。しかし、β-1,3-グルカン摂取による抗β-グルカン抗体産生への影響ついては明らかでない。そこで本研究では、β-1,3-グルカンをマウスに摂取させ、血中および粘膜での抗β-グルカン抗体産生を検討した。これまでの検討により、β-1,3-グルカンを摂取すると肺粘膜における抗β-1,3-グルカン抗体価が上昇することが示された。そこで実行組織である肺粘膜において、IgA産生細胞が上昇しているか検討した。AIN-93Gを基本飼料とする対照群と比較して、AIN-93Gに5%パラミロンを添加し調整したパラミロン添加飼料をマウスに4週間自由摂取群では、肺組織でのIgA産生細胞数が上昇した。またそれらのホーミングに関わる接着分子の発現を検討したところ、発現が認められた。よって、パラミロン摂取は腸管でのIgA産生細胞を増加させ、ホーミングにより肺粘膜でのIgA産生も上昇することが示唆された。
腸管粘膜固有層には、樹状細胞やマクロファージ、好酸球といった自然免疫細胞が存在し、腸管バリア機構の重要な役割を担っている。腸管粘膜固有層の樹状細胞は、外来抗原に対する反応性を示し、粘膜面の防御機構として重要なIgAを誘導することが報告されている 。パラミロン摂取による粘膜におけるIgA産生は、パラミロンが腸管の自然免疫細胞を刺激することで起きている可能性がある。そこで、腸管粘膜固有層の樹状細胞およびマクロファージについて解析した。腸管粘膜固有層の樹状細胞およびマクロファージ細胞集団の割合を比較した。その結果、どの細胞集団も群間で有意な変化は認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度において、IgA産生上昇における実行組織でのB細胞の増加、腸管粘膜固有層の解析を行うことができ、βグルカン摂取による粘膜IgA産生上昇のメカニズム解析の一端を行うことができた。さらに解析を進めていきたい。

Strategy for Future Research Activity

β-1,3-グルカン摂取による肺粘膜IgA産生の機序について、β-1,3-グルカン認識受容体陽性細胞の関与や腸内細菌の関与について検討を進める。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Euglena gracilisEOD1株由来パラミロン摂取マウスの β-グルカンに対する抗体反応性2023

    • Author(s)
      佐藤美由紀, 西田典永, 内藤淳子, 河野高德, 石橋健一
    • Organizer
      第77回日本栄養・食糧学会大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] Euglena gracilis EOD-1株由来パラミロン 摂取マウスの粘膜IgA産生及び反応性2023

    • Author(s)
      佐藤美由紀, 西田典永, 内藤淳子, 河野高德, 石橋健一
    • Organizer
      日本食物繊維学会第28回学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

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Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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