Project/Area Number |
22K05712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 39070:Landscape science-related
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
平田 富士男 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 教授 (80316041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘 俊光 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 客員研究員(研究員) (90875824)
平松 玲治 一般財団法人公園財団(公園管理運営研究所), その他部局等, 上席主任研究員 (50455482)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 公園リノベーション / マスタープラン / 公園マネジメント / 指定管理者 / エリアマネジメント / 公文書 / Park-PFI制度 / 管理運営協議会 / Park-PFI / 公園管理 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、今後の新たな事業分野である都市公園のリノベーション事業について、その計画技法をこれまでのリノベーション事業の業務内容を分析することにより明らかにする。特に、都市公園のマネジメント業務のなかで培われているノウハウがリノベーション事業の計画策定において重要な要素となるのではないか、との仮説に基づき、そのノウハウの内容とそれらを顕在化させるシステムとしての管理運営協議会での議論に着目し、それらをリノベーションの計画内容に反映させる仕組みのあり方について提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、昨年度に引き続き先進的な成果を上げている都市公園のリノベーションプロジェクトに携わってきた実務者とともに、日本造園学会内に「公園リノベーション計画技法研究推進委員会」を設置し、都市公園リノベーションを計画的に進めるために必要な方策を継続的に議論してきた。また、この委員会内の議論だけではなく、そこでの議論を同学会全国大会においてフォーラムとして紹介し(全ての会員が参加できるようオンライン併用)、会員との意見交換を経て、推進方策の枠組みを固めてきた。 その枠組みにしたがって、研究委員会内のメンバーで分担執筆によって「生まれ変わる公園 ―公園リノベーションの指南書―」を著し、出版した。 本書においては、①公園部局から主体的にリノベを構想し、計画的に進める方策、②リノベーション対象の公園のこれからの意義を明確化する方策、③公園からまち・地域を見据えてつながり、貢献する公園を計画する方策、④公園管理運営の蓄積をリノベとその後の管理運営にも活かす方策を中心に、その実例とともに紹介した。 また、リノベーションに関する市民参加のあり方についての老巧を雑誌論文として発表した。 さらに、このような我が国での取り組みを国際的な視野で客観化し、またそのなかで深めていくため、近年公園リノベーションの取り組みが高まってきた韓国の造景学会およびソウル大学との共同で、国際シンポジウムを開催し、意見交換を行い、公園リノベーションを進めていくための指針について、上記の方向性を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの研究成果を著書「生まれ変わる公園 -公園リノベーションの指南書-」としてとりまとめ、発刊することができた。 また、それらの成果内容を日本造園学会全国大会でのフォーラムにおいて発表し、多くの会員と意見交換を行うことができた。 さらに、それらの成果を国際的な視野のなかで客観化するため、韓国において国際研究集会を開催し、韓国の実務者、研究者等とも意見交換することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、これまでの研究成果を、研究者のみならず、多くの実務家と共有し、公園リノベーションの現場において活用してもらうべく、実務者との意見交換の場を設け、その意見を研究内容にフィードバックして、これまでの研究成果をさらに深めていく。
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