Project/Area Number |
22K06012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 42020:Veterinary medical science-related
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Research Institution | Nippon Veterinary and Life Science University |
Principal Investigator |
宇田川 智野 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (20774160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近江 俊徳 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (40296091)
土田 修一 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (20217326)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 血液型 / 犬 / エクソーム解析 / イヌ / DEA1.1 |
Outline of Research at the Start |
イヌの最も代表的な血液型分類方法はDEA式である。なかでもDEA1.1抗原は抗原性が強いため、DEA1.1抗原の有無は臨床的に重要であり正確な判定が必要とされる。しかしながら、本邦において使用可能なイヌDEA1.1血液型判定方法は、市販されている抗体凝集カードを用いた1種類のみである。獣医療において安全な輸血を実施するために、DEA1.1血液型を判定する補助として遺伝子検査法の開発は非常に重要な課題であると考えられる。本研究では、DEA1.1陽性個体と陰性個体のDNAを用いてゲノム網羅的にシーケンス解析を行い、イヌDEA1.1抗原を担う責任遺伝子を同定する。
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Outline of Annual Research Achievements |
イヌの代表的な血液型分類方法はDEA式であり、Dog Erythrocyte Antigen (DEA) 1.1血液型を判定することは臨床上重要である。本邦におけるDEA1.1血液型判定にはカード法のみが用いられているが、凝集反応を目視で判定するため、判定に迷う場合に補完できる方法が無い。そこで本研究では、イヌDEA1.1を担う責任遺伝子を同定し、遺伝子検査による血液型検査法を確立することで血清学的検査を補うことを目的とした。 全エクソーム解析を行う検体の犬種は、リファレンス配列が登録されているジャーマン・シェパード・ドッグで統一し、DEA1.1陽性8検体、DEA1.1陰性8検体について実施した。良好なシーケンスデータが得られ、現在変異検出および2群間での統計学的解析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全エクソーム解析を行う検体の収集に想定以上の時間がかかりシーケンス実施が遅れたものの、良好なシーケンスデータが得られ、現在変異検出および統計解析を滞りなく進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
エクソームシーケンスデータの解析を進め、DEA1.1血液型と関連のある変異または候補遺伝子を抽出する。その後、エクソーム解析に用いた16検体とは別のサンプルセットを用いて追試験を行い再現性を確認することで、責任遺伝子を同定する。
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