Project/Area Number |
22K06054
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 42040:Laboratory animal science-related
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉原 亨 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (00401935)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉原 一司 京都大学, 医学研究科, 技術職員 (10377418)
浅野 雅秀 京都大学, 医学研究科, 教授 (50251450)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | マウス / 行動解析 / ガングリオシド / 糖鎖 / 精神疾患モデル / 脳機能 |
Outline of Research at the Start |
本研究では大脳皮質を中心に,ガングリオシド欠いたノックアウト(KO)マウスを用いて研究を行う.このKOマウスでは,ニューロンの未発達性に伴うと考えられる,ハード(軸索,スパイン),ソフト(シナプス伝達)両面からの神経連絡の不全が予測され,いわば「脆弱なニューロン」 が大脳皮質に存在することが推測される.このKOマウスの活動性,運動機能,睡眠,痛覚などの予備解析では多彩な行動の表現型が確認されている.このような表現型の基盤にアル物質的変動を様々な手法により明らかにすることが,本研究の概要である.
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では大脳皮質を中心に、ガングリオシド欠いたノックアウト(KO)マウスを用いて研究を行う。このKOマウスでは、ニューロンの未発達性に伴うと考えられる、ハード(軸索,スパイン)、ソフト(シナプス伝達)両面からの神経連絡の不全が予測され、いわば「脆弱なニューロン」 が大脳皮質に存在することが推測される。このKOマウスの活動性、運動機能、睡眠、痛覚などの予備解析では多彩な行動の表現型が確認されている。このような表現型の基盤にある物質的変動を様々な手法により明らかにすることが、本研究の概要である。 2022年度は脳の組織学的解析を主として、神経系細胞の成熟度のマーカーとなる各種分子の特異的抗体を用いて解析を行った。その結果、KOマウスの大脳皮質は未成熟であることを確認した。定量的RT-PCR法を用いた解析により、シナプス形成に関する各種遺伝子発現の検討を行ったところ、特にシナプス後肥厚部に存在する足場タンパク質の発現低下を示唆するデータを得ることができた。これらの結果から、本年度目標とした大脳皮質機能の未成熟性は、シナプス形成の未成熟性が旬であることが示唆された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)