大脳基底核ニューロン・シナプス再生における直接路および間接路の特異的機能解明
Project/Area Number |
22K06488
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 46030:Function of nervous system-related
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
籾山 俊彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20230055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 江津子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60424313)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 線条体 / パーキンソン病 / iPS細胞 / ドーパミン / 直接路 / 間接路 / マウス |
Outline of Research at the Start |
大脳基底核はパーキンソン病等の運動障害性疾患と密接に関与している。大脳基底核の線条体を構成する中型有棘ニューロンは直接路および間接路という2種の神経回路を構成するサブタイプから成る。本課題では、線条体のニューロンおよびシナプスに傷害が加えられた場合の再生過程における2つの回路の特異的機能を明らかにすることを目的として電気生理および行動の視点から総合的に解析する。本課題によって傷害・再生経過における直接路および間接路の特異的機能が明らかになり、大脳基底核関連疾患の病態解明、新たな治療法開発に基礎的知見を提供できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
大脳基底核はパーキンソン病等の運動障害性疾患と密接に関与している。大脳基底核の線条体を構成する中型有棘ニューロンは直接路および間接路という2種の神経回路を構成するサブタイプから成る。本課題では、線条体のニューロンおよびシナプスに傷害が加えられた場合の再生過程における2つの回路の特異的機能を明らかにすることを目的として電気生理および行動の視点から総合的に解析する。本年度は、以前確立したパーキンソン病モデルラットをもとに、パーキンソン病モデルマウスの作製方法の確立を目指した。ドーパミン作動性神経細胞破壊のために6-ヒドロキシドーパミンを注入する脳領域、注入量などの検討を行い、パーキンソン病モデルマウスを再現よく得ることができた。またパーキンソン病モデルマウスの線条体にヒト由来iPS細胞を移植し、パーキンソン病モデルマウスで見られるアンフェタミン誘発回転行動の改善が認められるか検討した。移植8週間目において回転行動の改善は見られず、スライス標本を用いて移植細胞の形態を観察したところ、未熟な状態であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は、パーキンソン病モデルマウス作製方法の確立を目指した。アンフェタミン誘導回転行動によりパーキンソン病モデルマウスの妥当性を検討した結果、概ね再現性のあるモデル動物を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
我々の先行研究では、ミニブタから得た間葉系幹細胞の移植8週目にはパーキンソン病モデルラットにおいてアンフェタミン誘導回転行動の改善が認められたが、ヒト由来iPS細胞移植8週間目ではパーキンソン病モデルマウスのアンフェタミン誘導回転行動の改善は見られなかった。サルをもちいた研究では、ヒト由来iPS細胞によるパーキンソン病スコアの改善には数か月かかることが報告されているため、引き続き行動観察を行う。また、mCherryが発現するヒト由来iPS細胞を使用していることから、回転行動の改善が見られた時点での移植細胞の形態観察も行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)