局所的なRNAの量的制御による熱応答性核内構造体の形成維持機構と生理的意義の解析
Project/Area Number |
22K06578
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47030:Pharmaceutical hygiene and biochemistry-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小野口 玲菜 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30780697)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 非コードRNA / 核内構造体 / 熱ストレス |
Outline of Research at the Start |
申請者は、長鎖非コードRNA, MALAT1が熱ストレスに応答して新規核内構造体 HiNoCo bodyを形成することを発見した。 HiNoCo bodyの形成は細胞の増殖に必須であるが、HiNoCo bodyがどのように形成・維持されるのかは十分明らかではない。本研究では、HiNoCo bodyの形成・維持機構およびHiNoCo body依存的な熱応答性遺伝子発現機構を解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
外的環境の変化を感知し、適切に応答することは生物の生存において必要不可欠である。近年、ストレス応答において液-液相分離現象に基づいて形成される非膜性のRNA-protein構造体(RNP構造体)が重要な役割を果たすという概念が生まれつつある。 このような背景の中で、申請者は核内RNP構造体の主要な構成因子である非コードRNAとストレス応答の関連について研究を進めてきた。その過程で「通常は核スペックルと呼ばれる核内構造体に局在する非コードRNA, MALAT1が熱ストレスに応答して核スペックルから離脱し、新規核内構造体(Heat-inducible Noncoding RNA body; HiNoCo bodyと命名)を形成する」という新しい現象を発見した。HiNoCo bodyの形成は細胞の増殖に必須であるが、HiNoCo bodyがどのように形成・維持されるのかは十分明らかではない。本研究ではHiNoCo bodyの形成・維持機構およびHiNoCo body依存的な熱応答性遺伝子発現機構を解明することを目的とする。 申請者はこれまでにHiNoCo bodyの構成タンパク質として熱ストレス下でのMALAT1結合タンパク質群を同定している。これらについてノックダウン実験を行う過程で、MALAT1結合タンパク質の一つのRNA分解因子をノックダウンするとHiNoCo bodyの形成が阻害されることを発見した。さらにMALAT1/HiNoCo bodyによるRNA分解制御機構を理解するために、RNA分解を測定するための実験条件の検討を行い、標的RNA群のRNA分解を測定する実験系を確立した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験開始時に計画していた、RNA分解のための実験系を確立することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に確立した実験系を用いてMALAT1/HiNoCo body依存的なRNA分解の評価を行う。また、MALAT1/HiNoCo body依存的な転写制御についても解析を進めていくことを計画している。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)